2ちゃんねる開設者で実業家の「ひろゆき」こと西村博之が6月30日、自身のYouTubeチャンネルでライブ配信を実施。暴露系YouTuberの「ガーシー」こと東谷義和のTwitterが凍結されたことを引き合いに「TwitterとYouTubeに逆らうと政治家になれない」と持論を展開した。
ひろゆきによると、昔はテレビの討論番組などに出演することで政治家は顔を売っていたが、現在は「どの政党も平等に扱わなければいけない」というルールが強まり、テレビ業界は面倒がって政治家を呼びたがらなくなっているという。
そのため、現在は政治家にとってネットの重要性が大きくなり、SNSやYouTubeが認知度を上げるためのツールになっているようだ。
東谷は参院選にNHK党から比例代表で出馬しており、まさにネット人気が彼の大きな「支持基盤」になるはずだった。ところが、29日に自身のTwitterに俳優・小栗旬によく似た男性が全裸でカラオケを歌っている写真をアップした直後、フォロワー数40万人以上を誇っていたアカウントが凍結されてしまった。
東谷は複数回にわたって別アカウントを新設したが、いずれもすぐに凍結され、東谷の「舎弟」を名乗るスタッフのアカウントまで凍結された。東谷はこうした異常事態に激怒し、関与が疑われる著名人やTwitter Japanの代表らに対する「報復」をにおわせた。
これについて、ひろゆきは「日本の文化だと芸能人のスキャンダル写真なら載せても問題ないと考える人が多いみたいなんですけど、本人の同意なく、他人の全裸写真をネット上に公開するのはものすごく悪いことなんですよ」と指摘。
続けて「それ完全に規約違反だよね。アカウント止められるのも当然」とし、Twitterの判断について「アカウントを作り直したらいいって話じゃない。他人の全裸写真を載せるような奴には使わせないという、Twitterのルールどおりの対応なので、そりゃそうだよね」と理解を示した。
東谷にとっての「本丸」はYouTubeだが、ひろゆきはこれについても「動画を調べると似たようなものが出てくる可能性もあるので、ガーシーさんは大人しくし続けるか、やらかしてYouTubeもBAN(アカウント停止)になるかの二択になると思う」と予想した。
YouTubeやSNSが「国民よりも大きな力を持つことに」
その一方、ひろゆきは「いろんなネタをやるにしても、YouTubeやTwitterの気分を害するようなことはできない。ネット有名人はそこから排除されると何もできなくなる」と分析し、その結果として「TwitterやYouTubeに逆らわない人しか新しく政治家になれなくなる」と危惧した。
さらに、ひろゆきは「YouTubeやTwitter、Facebookが国民よりも大きな権力を持つことになる。生殺与奪権をアメリカ企業に握られているのはいかがなものかと思う」と持論を述べたが、同時に日本企業が大手コミュニティサイトを運営することの難しさにも言及している。
海外では、ドナルド・トランプが米連邦議事堂襲撃事件の発生後に「暴力行為をさらに扇動する恐れがある」としてTwitterのアカウントを「永久凍結」され、FacebookやInstagramも「2年間の凍結」となったことで物議を醸した。
今後、SNSやYouTubeの力はさらに強まっていくとみられるが、私企業の規約が「法律」のようになってしまう状況については賛否ありそうだ。