Z世代(1995年以降生まれの若年層)を対象としたシンクタンク「Z総研」が2日、Z世代女子を中心にアンケート調査した「2022年上半期トレンドランキング」を発表。「流行ったYouTubeチャンネル」で男性5人組YouTuberのコムドットが3連覇を達成し、圧倒的な若者人気を証明した。
同調査はZ世代の1139名を対象に実施。「流行ったYouTubeチャンネル」では、コムドットが得票率52.8%(複数回答式)で1位に選出された。昨年の大ブレイクから今年も初のテレビCMに出演するなど快進撃を続けており、その勢いが支持率の高さに反映されているようだ。
2位は女性コンビの平成フラミンゴで得票率49.5%。コムドットと平成フラミンゴが圧倒的な「二強」となっており、以下は3位にヒップホップデュオとしても活動する男性コンビのスカイピース(得票率23.7%)、4位に男女3人組・ばんばんざい(同13.3%)、5位に女性3人組・くれいじーまぐねっと(同12.5%)が続いている。
コムドットは同調査で、昨年の上半期・下半期の「流行ったYouTuber」でも1位を獲得しており、今回で異例の3連覇となった。また、他の項目では「流行ったアーティスト」で1位のBTSが得票率19.4%、「流行った俳優」で1位の吉沢亮が同25.6%で、得票率が過半数を超えたコムドットのダントツぶりが改めて浮き彫りになっている。
これを受けて、コムドットのリーダー・やまとは自身のTwitterで「上半期1位いただきました!この調子で今年もYouTube界盛り上げていきます!」と喜びのコメントを寄せている。
「地元ノリ」にZ世代の若者たちが親近感
西東京市を拠点にするコムドットは、2018年に「地元ノリを全国へ」のスローガンを掲げて幼なじみ5人で結成。昨年、登録者数300万人を達成するなど大躍進したが、同時に深夜のコンビニ駐車場で大騒ぎしている姿をスクープされて炎上するなどトラブルも頻発した。
しかし、炎上してもそのマイナスを帳消しにするほど人気が高まり、メンバーたちのルックスやスタイルが抜群ということもあって、写真集が大ヒットするなどジャニーズ顔負けのアイドル的な支持を獲得している。
また、最近はTikTokなどの影響で「ショート動画」が流行し、YouTubeでも10分以下の動画が主流になっているが、彼らがほぼ毎日投稿しているのは基本的に40分を超える「長尺動画」。帰宅して好きなテレビ番組を視聴するような感覚でコムドットの動画を観るのが毎日の習慣になっているという若者層も多く、それが圧倒的な支持のひとつの要因となっている。
さらに、全員が東京出身でも拠点が23区外であるため、彼らの「地元ノリ」は地方在住者からも共感を得やすい。若者たちにとっては「地元の先輩」の活躍を見守っているような親近感があるようだ。
ただ、一部ではチャンネル登録者数の伸びや動画の再生回数が昨年に比べて明らかに鈍化したとの指摘もある。コムドットは6月に「革命コラボマンス」と題し、毎日コラボ動画をアップするという異例の企画を実施するなど昨年以上に全力で動画制作に取り組んでおり、浮き沈みの激しいYouTube界で今後も人気を維持できるのか注目される。