5月14、15日、乃木坂46が、10周年を記念したワンマンライブ「10th YEAR BIRTHDAY LIVE」を開催した。場所は、グループ史上最大規模のキャパシティとなる神奈川・日産スタジアム。公演2日間で延べ約14万人を動員したとされる。
新たに5期生11人を加え、11年目を迎えた乃木坂46。そんな彼女たちのテレビへの貢献度は、どのようなものがあるのだろうか。
まずは、彼女たちの冠番組『乃木坂工事中』(テレビ東京系)の数字を見ておきたい。今やさまざまな媒体で活躍する彼女たちだが、その原点はやはり同番組だろう。
「4月24日の『乃木坂工事中』は世帯視聴率1.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、個人0.7%でした。M(男性)層の支持が圧倒的で、M1(20~34歳男性)は0.9%、M2(35~49歳男性)が1.3%となっています。以前よりはいくぶん落ち着いた感はありますが、それでも立派な数字です。ちなみに、同日の『そこ曲がったら、櫻坂?』(同)は世帯1.1%、個人0.5%、『日向坂で会いましょう』(同)も同じく世帯1.1%、個人0.5%になっています。
『乃木坂工事中』は前身の番組『乃木坂って、どこ?』から数えると実に10年が経過し、アイドル番組としては異例の長寿番組となっています。ただし、グループの人数も現在の5期生を含めると44人という大所帯になっているので、なかなか“打席”が回ってくる機会が少ないのが難点ではありますが、その少ないチャンスをいかに生かすかも、彼女たちの運と実力のうちでしょう」(芸能ライター)
齋藤飛鳥はやっぱり“持ってる”のか?
では、各メンバーの担当番組はどうだろうか?
齋藤飛鳥がロックバンドOKAMOTO’Sのハマ・オカモトとタッグを組んでいる、月曜深夜の音楽バラエティ『ハマスカ放送部』(テレビ朝日系)。4月18日は深夜24時15分からの放送ながら、世帯2.2%、個人1.0%となっている。
「M1=1.0%、M2=1.4%、M3(50歳以上男性)=1.6%の一方で、F1(20~34歳女性)=0.3%、F2(35~49歳女性)=0.9%、F3(50歳以上女性)=1.2%となっているので、比較的男性に見られています。前の時間帯の『証言者バラエティ アンタウォッチマン!』は世帯3.4%、個人1.6%で、M1=0.7%、M2=1.9%、M3=2.5%、F1=0.7%、F2=1.8%、F3=1.9%。同番組よりは若干下がっていますが、堅調に推移しています。
ちなみに、同時間帯の日本テレビ系は、劇団ひとりと関ジャニ∞・村上信五による『午前0時の森』が放送されています。同番組の男性視聴率は、M1=1.3%、M2=2.4%、M3=1.8%(世帯全体4.4%、個人2.3%)。それを考えると、『ハマスカ』は健闘している方ではないでしょうか」(同)
山崎怜奈は日曜朝に通販番組
乃木坂の“知性”を担う山崎怜奈は、日曜朝に『ワイドナショー』(フジテレビ系)、『サンデー・ジャポン』(TBS系)の裏で、ハリセンボン・近藤春菜と通販番組『春菜ザキさんのタダの通販じゃねーよ!』(テレビ朝日系)を担当している。4月24日放送回の視聴率は世帯0.7%、個人0.4%だ。
「テレビ朝日の日曜10時台は、かつては『サンデープロジェクト』『サンデー・フロントライン』『報道ステーション SUNDAY』といった硬派な報道番組が放送され、一定の評価を得てきましたが、ここ最近は再放送枠となっていました。それを今年4月から、朝10時から30分間は『声優パーク建設計画メタバース部』、10時半から11時までをこの『通販じゃねーよ!』にしたのです。
同番組はもともと木曜深夜に放送されていましたが、4月改編に伴い、今の時間帯に放送されるようになりました。これを“昇格”というべきかは判断が分かれますが、同番組の制作は山崎も出演している『クイズプレゼンバラエティー Qさま!!』のチームが行っており、彼女への期待がうかがえます。また、通販番組やイベント紹介番組は、視聴率はもちろんですが、どのくらい“売れるのか”という実売の部分も重視されます。そういう意味では、テレ朝通販への貢献度は多大なものがあるのではないでしょうか」(同)
『ラヴィット!』清宮レイの次は?
坂道グループのメンバーがシーズンレギュラーを務めることが多い『ラヴィット!』(TBS系)では、4月18日の月曜から清宮レイが登場。天真爛漫な笑顔と、幼少期を過ごしたアメリカ・カリフォルニア仕込みのネイティブな英語を披露している。登場初日の視聴率は世帯3.1%、個人1.6%。また、F2層の視聴率は3.4%、F3も2.7%となっている。
このように『ラヴィット!』は女性視聴者の認知度向上には欠かせない番組となりつつあるが、清宮の出演は6月まで。次は誰がシーズンレギュラーを務めるのだろうか。
また、週の始まりの乃木坂出演番組は、梅澤美波が月曜レギュラーを務める『THE TIME,』(TBS系)だ。4月18日の朝7時台は世帯4.1%、個人2.3%となっている。『ZIP!』(日本テレビ系)をはじめ、同時間帯の裏番組の視聴率は数年前より1~2ポイント落ち込んでいる。『THE TIME,』のさらなる巻き返しに期待したい。
バラエティも絶好調の乃木坂46
乃木坂には秋元真夏、和田まあや、早川聖来、金川紗耶、ここ最近は林瑠奈や弓木奈於、矢久保美緒など、バラエティ対応ができる即戦力もいる。
「その中で最近のトピックは、弓木と林のコンビがゲスト出演した5月5日の歌番組『これが定番!世代別ベストソング ミュージック』(フジテレビ系)です。同番組は、さまぁ~ず司会による、世代別の定番曲を紹介する人気特番の第6弾。前回の第5弾は昨年12月19日に『M-1グランプリ 2021』(テレビ朝日系/世帯18.5%、個人12.6%)の裏で世帯7.5%、個人5.0%と大健闘するなど、安定した視聴率を記録しています。そして、今回も世帯7.4%、個人5.0%と、前回と遜色ない好結果でした。
普段は同時間帯である夜7時からの1時間は『VS魂 グラデーション』(4月28日から改題)が放送されていますが、同番組は世帯5%、個人3%台と完全に勢いを失っているので、『世代別ベストソング』がいかに良かったかがわかります」(同)
また、乃木坂にはドラマで活躍するメンバーもいる。岩本蓮加が出演している『吉祥寺ルーザーズ』(テレビ東京系)は4月18日の視聴率が世帯1.6%、個人0.7%。ちなみに、前クールの遠藤さくら出演ドラマ『もしも、イケメンだけの高校があったら』(テレビ朝日系)は、3月19日の最終回を世帯2.1%、個人1.2%で終えている。6月から与田祐希が主演する『量産型リコ-プラモ女子の人生組み立て記-』(テレビ東京系)にも期待だ。
5期生による深夜の歌番組も高視聴率
4月25日から始まった、5期生メンバーが昭和・平成の名曲をカバーする歌番組『新・乃木坂スター誕生!』(日本テレビ系)は、深夜1時29分スタートながら世帯1.5%、個人1.1%と同時間帯トップで幕を開けている。3月まで放送されていた、4期生による『乃木坂スター誕生!2』も同じくらいの視聴率だった。
山下美月は先の“バスラ”で「乃木坂46はまだまだこれから成長していきます。今がピークとならないよう、今いる私たちが精いっぱいがんばっていきます」と意気込んでいた。次の10年に向かって、彼女たちがテレビでどう輝いていくのか、注視していきたい。
(文=Business Journal編集部)