お笑いコンビ・鬼越トマホークの金ちゃんと坂井良多によるYouTubeチャンネル「鬼越トマホーク喧嘩チャンネル」で4月23日、ゆにばーす・川瀬名人がゲスト出演する動画「【川瀬名人】勝手に給料を動画にされた川瀬名人が鬼越に大激怒!」が公開された。
川瀬は自身のTwitterで月収をオープンにしているが、鬼越が「【給料公開】全くTVに出ない男“ゆにばーす川瀬名人”の給料から紐解く吉本興業の実態とは…!?」(3月15日公開)と題した動画で勝手に取り上げ、基本的にバラエティ番組などに出ず、劇場の仕事を中心としている川瀬が“年間いくらくらい稼げているのか”を、本人不在の場でまとめていた。鬼越の計算によると、川瀬の2021年の年収は「581万6081円」ということだった。
そんな川瀬は、鬼越が4月23日に公開した動画に登場し、改めて「(劇場の仕事は)めちゃくちゃコスパ良いですよ」と強調。さらに、「僕、(1ステージの)寄席ギャラ8000円です」「言ったら、5分やるだけで8000円ですよ」と明かし、拘束時間が長いわりにギャラが低いテレビ番組と比べ、コストパフォーマンスが良いことをアピールした。
金ちゃんによると、鬼越の寄席は“おそらく1ステージ5000円”とのことだったが、「3ステとか4ステとかあったら、2万円とか1万5000円もらえるってことね」と、コスパの良さに納得した様子。坂井が「“劇場=しんどい仕事”って思いすぎてた」とつぶやくと、川瀬は「(劇場の仕事が)一番ラク」と断言したのだった。
日本エレキテル連合は劇場で人気
「ネタ番組以外ではほとんどテレビに出ない、またはテレビに出なくなっても劇場の仕事をメインにやっている芸人は結構います。川瀬と同じ吉本興業所属なら金属バットとか、他事務所だとタイタン所属の日本エレキテル連合なんかも劇場で人気です。テレビで見かけないと、一般的には『大丈夫?』と思われてしまいがちですが、川瀬の例のように、金銭的には問題がないケースもある」(テレビ局関係者)
なお、川瀬の話から鬼越も“バラエティ番組出演のコスパの悪さ”を実感したらしく、金ちゃんはあるテレビ番組のギャラが“2時間で3000円だった”とも明かしていた。
ちなみに、吉本所属のNON STYLE・井上裕介は、昨年12月30日にYouTubeチャンネル『NONSTYLE井上365 ノンスタイル井上』で公開した動画にて、やはりテレビ番組のギャラは『単価が安い』と話していた。ある番組は1万5000円だと明かし、また『笑っていいとも!』(フジテレビ系)については「芸人さん、5000円とかやからな」と暴露。
一方、同じく吉本のピン芸人・ですよ。は、17年9月に出演した『じっくり聞いタロウ~スター近況(秘)報告』(テレビ東京)のなかで、自身がブレイクした『エンタの神様』(日本テレビ系)は出演1回につき8000円もらっていたとしつつ、毎週同番組に出る代わりに他番組には出てはいけないという“エンタしばり”なるルールもあったと漏らしていた。
独自戦略のジャルジャル
「たとえばジャルジャルも、ここ数年はテレビの仕事を減らして、Youtubeや有料のオンラインサロン『ジャルジャルに興味ある奴』などネットや劇場をメインで活動し、彼らが得意とする“ネタづくり”に力を注いでいるが、毎月結構な額の収入がある。ほかにも、劇場をメインで仕事をこなし月収100万円以上稼いでる芸人は少なくなく、“芸人はテレビで売れてなんぼ”という考えは一般人のほうが勝手に抱いているイメージすぎない。
テレビの仕事ばかりだと、視聴者から飽きられて“賞味期限”も短くなり、さらにネタづくりや漫才のスキル維持が疎かになってしまうというリスクもあり、“お笑いの仕事で長く飯を食っていく”という観点では、劇場やネットなどでしっかりと固定ファンを確保しつつ“芸を高めていく”という戦略のほうが賢い面もある。
一方、“テレビに出たいからお笑い芸人になった”と話しテレビをメインにして売れ続けているナインティナインの岡村隆史や、テレビの仕事で十分過ぎるほど稼いでいるのに毎年コンスタントに舞台もこなす明石家さんまのような例もあり、結局、芸人として生き残るためのしっかりと戦略なりブレない方針を持つことが重要では」(芸能事務所関係者)
ギャラは関係なく純粋に“テレビに出たい”と思う芸人は別だが、“面白いことをして稼ぎたい”のであれば、劇場で通用するネタをつくることに専念したほうが良いのかもしれない。
(文=Business Journal編集部)