天竺鼠・瀬下、不倫相手に性加害、文春報道…有名だった悪行、契約解除・引退が不可避か

 人気お笑いコンビ・天竺鼠の瀬下豊が、不倫相手に中絶を強要したり暴行におよんでいたと13日付「文春オンライン」は報じた。

 天竺鼠はコンビ結成から4年後の2008年に“コント師日本一”を決めるテレビ番組『キングオブコント』(TBS系)の決勝に進出し、一躍その名が知られるところとなり、翌09年には「ABCお笑い新人グランプリ」で最優秀新人賞を受賞。同年、13年と計3回も『キングオブコント』決勝に進むほか、“漫才師日本一”を決める『M-1グランプリ』(テレビ朝日系)では3度にわたり準決勝に進むなど、コントも漫才もできる実力派お笑いコンビとして知られている。

「現在、地上波テレビでのレギュラー番組はない模様だが、コンビでもピンでも単発や不定期レギュラー的な出演は多く、吉本の劇場には定期的に出ているので、月収100万円近くは稼いでいるのでは。彼らのネタは“シュール”と評されることが多いが、その実力は芸人たちの間でも認められている」(お笑いに詳しい週刊誌記者)

 3月、そんな天竺鼠を不運が襲う。「週刊文春」(文藝春秋)が、妻子を持つ身である瀬下が不倫をしているとスクープしたのだ。これを受け瀬下は同24日、自身のTwitterで「妻からは『この件についてはノーチャンスやから次はないからね』と叱られました」と投稿。さらに同26日、京都・よしもと祇園花月での公演前に報道陣の取材に応じ、「(妻から)こっぴどく言われました」と報告したほか、「(芸人仲間から連絡を受けて)ケンドーコバヤシさんが女の子の番号を教えてくれと。僕はもう消したので“すみません”と」などと明かし、とりあえずは“芸人の火遊び”として事なきを得たかにみえた。

「知名度的にも全国区で名の知られた売れっ子コンビとまではいかないこともあり、前回の報道で止まっていれば、同じく先月に不倫が発覚したテンダラーの浜本(広晃)と同様に、“一芸人の単なる不倫”で済まされていただろう。しかし、交際相手への中絶強要や暴行となれば話の次元が違ってくる。今は芸能界における性加害の告発が広がっている状況だけに、看過されないだろう」(同)

芸能界で広がる問題行為の告発

 ここ最近、日本の芸能界は、相次ぐ有名監督や俳優の問題行為の告発に揺れている。まず、3月発売の「文春」が、榊英雄氏が映画監督という立場を利用して女優を目指す女性と合意を得ないまま不適切な行為におよんでいたと報道。続けて「文春」は、人気俳優の木下ほうかも同様の行為を行っていたと伝えた。さらに今月5日発売の「週刊女性」(主婦と生活社)は、映画監督の園子温氏が日頃から女優に、自身の作品への出演話を持ち掛けながら肉体関係を迫っているとスクープ。そして7日発売の「文春」は、園氏の右腕ともいえる存在である映画プロデューサー・梅川治男氏が、立場を利用して女優に不適切な行為におよんでいると報じた。

 一連の報道を受け、榊氏の監督作『蜜月』『ハザードランプ』は公開延期となり、木下は出演予定だったドラマを降板し無期限の活動休止に入るなど、その影響が広まりつつある。

「もし今回の報道内容が事実であれば、今の世論的に、所属事務所である吉本興業としては瀬下豊に対しなんらかの処分を下さざるを得ないだろう。内容が内容だけに、一定期間の活動休止などだけで許される話ではなく、マネジメント契約の解消など、企業として厳しい対応を迫られるのではないか。もしそうなれば、瀬下は事実上の芸能界引退となるのは避けられないのでは」

 瀬下は以前「ORICON NEWS」のインタビュー記事で、妻とのなれそめについて、妻のブログの顔写真に“一目ぼれ”した瀬下がメッセージを送り、わずか交際4カ月で結婚に至ったと語っていた。あるお笑い芸人はいう。

「瀬下さんは女性関係に関しては“ちょっとイタい”部分があるというのは、一部芸人の間では有名で、(天竺鼠の相方の)川原(克己)さんも、いつか問題を起こすんじゃないかと心配していたという話は聞いたことがある。才能もあって、せっかく仕事も安定してお笑いで家族を養えるほどまでになったのに、自分が悪いとはいえ、自らキャリアを壊すことになり、もったいない」

 瀬下本人からの釈明が待たれるところである。

(文=Business Journal編集部)