『月曜から夜ふかし』の視聴率低下が止まらない…それでも安泰の裏事情

 今春で放送開始10年を迎える『月曜から夜ふかし』(日本テレビ系)の視聴率が低下している。

「2021年12月13日の世帯視聴率は6.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、個人3.2%でした。M1(男性20~34歳)=1.3%、M2(男性35~49歳)=3.3%、M3(男性50歳以上)=3.0%と、日テレが求める努力目標と比べると、正直言って良くない。また、F1(女性20~34歳)=3.0%、F2(女性35~49歳)=4.8%、F3(女性50歳以上)=4.7%と、F2、F3は若干支持が高いのですが、そこまで突き抜けていません」(テレビ局関係者)

 その不振は緩やかではあるが、顕在化しているという。

「2年前の19年12月23日オンエアの『夜ふかし』は世帯7.5%、個人3.9%、M1=2.5%、M2=5.2%、M3=2.2%。そして、F1=7.7%、F2=5.1%、F3=5.1%でした。この比較でわかるのが、特にF1層の落ち込み。19年の7.7%に対して、21年12月は3.0%ですからね。半分以上がいなくなってしまいました」(同)

 さらにそこから2年前にさかのぼってみると、今の落ち込みぶりがわかるという。

「17年12月18日は世帯8.8%、個人4.6%と、ゴールデン並みの視聴率です。そして、M1=4.5%、M2=6.8%、M3=3.5%、F1=7.6%、F2=6.2%、F3=5.2%と、いずれもコア層を総取りしているような圧倒的なハイアベレージです。また、この時点ではM1、M2層も熱心に見ていたことがわかりますが、現在はそれらの層も手薄になっています」(同)

マンネリ化でも『夜ふかし』1択のワケ

 こうした低迷があまり表面化しないのは、どうしてだろうか?

「『夜ふかし』の裏番組が、ことごとく不甲斐ないからです。冒頭に挙げた昨年12月13日は、TBSでは『news23』が世帯3.4%、個人1.7%、さらに真裏の『霜降りミキXIT』が世帯1.8%、個人0.9%。唯一射程圏内にいるテレビ朝日の『激レアさんを連れてきた。』ですら世帯5.0%、個人2.6%と、手が届きそうでありながら、攻めあぐねています。さらに、テレ朝は昨年10月からレギュラー化された『有吉クイズ』も、話題になったわりには世帯2.8%、個人1.4%と芳しくない。つまり、この時間帯のテレビといえば、どうしても『夜ふかし』1択になってしまいがちなのです」(同)

 それでも『夜ふかし』の視聴率が低下しているということは、視聴者が別のメディアに流れているか、あるいは寝てしまっているのだろう。その原因は何なのだろうか。

「複合的な原因が考えられます。長寿番組では避けて通れないことですが、まずは何と言っても番組のマンネリ化。いわゆる“夜ふかし”的な演出アプローチ、手の内が読まれて、新鮮味がなくなってきているのです。また、ディレクターの遠藤達也氏の取材姿勢が高圧的だったり、手がける企画が失礼では、とたびたび炎上しています」(同)

 さて、これまで『夜ふかし』はさまざまな名物キャラクターを輩出してきたが……。

「今年の元日スペシャルには、株主優待で生活することでおなじみの投資家・桐谷広人氏に再び密着。今回は若返りを図りたいということで、増毛やシミ取りに挑んでいましたが、同氏は13年1月に初登場してから今年で10年目を迎えます。それだけおもしろくて人気ということなのでしょうが、そろそろ違う人材を育てていった方がいいのでは……」(同)

レギュラー終了で引退説が囁かれるマツコ

 そんな『夜ふかし』の低迷とともに気になってしまうのが、司会を務めるマツコ・デラックスの去就だ。たびたび、そう遠くない芸能界引退について自身でも語っているが、どうなのだろうか。

「タレントとしてブレイクして10年以上。いまだに各方面から求められる人気ぶりとは裏腹に、マツコ自身は“整理”に向かっています。一昨年の20年9月には、開始から約10年間レギュラーを務めていた『ホンマでっか!?TV』(フジテレビ系)を卒業。さらに、昨年3月末には『夜の巷を徘徊しない』(テレビ朝日系)が終了しました。15年4月の開始当初は『夜の巷を徘徊する』という番組名で、マツコにとって初の全編ロケ番組として話題になりました。しかし、コロナ禍のため、20年10月からは番組名を変更し、スタジオで企画を展開するスタイルにリニューアルしましたが、結局打ち切りになりました。さらに、『アウト×デラックス』(フジテレビ系)も今年3月で終了します」(同)

 つまり、この3年間で3本のレギュラー番組から降板、もしくは番組自体が終了したことになる。一方で、マツコは日頃から慕っている明石家さんまとタッグを組み、21年春から『週刊さんまとマツコ』(TBS系)をスタートさせたが、こちらは放送枠の移動も囁かれている。

 そんな中、マツコ人気を決定づけた『夜ふかし』が低迷しているわけだが、仮に視聴率低下で打ち切りにでもなれば、フェイドアウトを望むマツコにとってはむしろ好都合なのかもしれない。

『夜ふかし』深夜帯からプライム帯に移動か

 これまで月曜23時59分から放送されている『夜ふかし』だが、この春から月曜22時に“栄転”することが一部で報じられている。これが事実なら、他局はさらに脅威にさらされることになりそうだが……。

フジテレビは、昨年10月から月曜22時をドラマ枠にしました。その“月10”は、今クールは浜辺美波主演の『ドクターホワイト』。第1話が世帯11.4%、個人6.5%、第2話が世帯10.1%、個人5.7%と堅調です。バラエティが放送されていると、どうしてもドラマは録画に回りがちですが、その前の“月9”でリアルタイム視聴の習慣がついているため、そのまま見てしまう視聴者も少なくないのでしょう」(同)

 果たして今後、『夜ふかし』はどうなるのだろうか?

(文=編集部)