『紅白』凋落…ジャニーズ5組の一方、BE:FIRSTもJO1も出ず疑問続出

 31日、『第72回NHK紅白歌合戦』が放送される。今年はこれまでの「紅組司会」「白組司会」「総合司会」という呼称をやめ、俳優の川口春奈と大泉洋、同局の和久田麻由子アナウンサーがそろって「司会」を担当。すでに出場者は発表されており、デビュー15年目で初出場となるKAT-TUNや、アーティスト活動40年目で単独では初出場の布袋寅泰など計10組の初出場組を含め、企画枠の東京都交響楽団なども含めると総勢約50組のアーティストがパフォーマンスを披露する。

「今年はヒット曲といえるほどの曲が少ないこともあり、出場者やゲスト審査員の顔ぶれをみてもわかるように、“目玉”がない。11月に出場歌手が発表された後も、藤井風や『さだまさし』、ケツメイシの出場が追加で発表されたが、話題にならず、逆にピアニストでユーチューバーの『ハラミちゃん』の“出演がなくなった”というニュースのほうがSNS上で大きく話題になる事態に。そして、この期に及んで松平健の『マツケンサンバII』と郷ひろみの『2億4千万の瞳』頼みというお寒い状況。

 昨年は松任谷由実とスモール3(岡村隆史・出川哲朗・田中裕二)のコラボというサプライズが少なからず話題となったが、今年はまだサプライズとして可能性があるものとしては、メジャーリーガーの大谷翔平(ロサンゼルス・エンゼルス)と日本ハムファイターズ新監督の新庄剛志、『新しい地図』(稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾)の登場くらい。大谷の登場はかなり微妙だとみられている一方、新しい地図のほうは9月にMCを務めるNHK Eテレの番組(『ワルイコあつまれ』)がスタートし、さらに草なぎは『ブラタモリ』のナレーションを担当したり大河ドラマ『青天を衝け』に出演するなどNHKへの貢献度が高いため、“ひょっとすると”と注目を集めている。ただ、果たしてこの3人が出たところで、どれだけ世間的に話題になるかは未知数だろう」(テレビ局関係者)

『紅白』といえば毎年、ジャニーズ事務所所属グループの出場組数、いわゆる“ジャニーズ枠”が注目されるが、今年はKing&Prince、KAT-TUN、SixTONES、Snow Man、関ジャニ∞の5組が顔をそろえる。

「ジャニーズ以外の男性グループは、バンドを除くとGENERATIONSと純烈の2組のみ。また、ジャニーズからは5組も出る一方、人気急上昇中のBE:FIRSTやINI、JO1の名前はなく、さらにいまや全国区の人気を誇るBOYS AND MENやDa-iCEなどもいまだに出場を果たせず、ファンからは人選に疑問の声があがっている」

『紅白』の終わりの始まり?

 一方、かつては国民的番組ともいわれた『紅白』をめぐる変化を指摘する声も。

「今年は裏番組で視聴率的には大差で勝っていたとはいえ強力なライバルだった『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで! 絶対に笑ってはいけない』(日本テレビ系)の放送がなくなり、『紅白』としてはここ数年届いていなかった平均世帯視聴率45%超えを狙っていると聞く。ただ、もう今の人たちは“『ガキ使』の代わりに『紅白』を観る”とはならず、Netflixやamazonプライム・ビデオなどの動画配信やオンラインゲームといった“テレビ以外”の選択肢に流れる人も多く、テレビという枠のなかでパイを取り合う時代ではない。

 さらに、近年では『紅白』出場のオファーを受けても辞退するアーティストも出てきているという情報も漏れ伝わっており、それだけアーティストにとっても『紅白』に出る“旨味”が減っているのではないか。もし今年、『ガキ使』がないなかで視聴率が昨年より大きく落ちるようなことがあれば、それこそ“『紅白』の終わりの始まり”が近づきつつあるといえる」(テレビ局関係者)

 今年の『紅白』はいかに――。

(文=編集部)