好感度急落中の“お笑いの帝王”が、ついに芸人仲間からも嫌われ出したようだ。くりぃむしちゅー・上田晋也、次長課長・河本準一、さらには、明石家さんまを“恩人”と慕う千原兄弟・千原ジュニアまでもが苦言を吐き始めたのだ。
2019年、さんまは「日経エンタテインメント!」(日経BP)が全国の男女1000人を対象に調べた「一番嫌いなお笑い芸人」ランキングで初の1位に。昨年は7位に転じたものの、いまだに拒否反応は続いていると言えよう。
「お笑いでは現役のさんまですが、すでに還暦をとうに過ぎて66歳と、完全なる昭和世代。冠番組の『踊る!さんま御殿!!』(日本テレビ系)では男尊女卑とも取れる価値観の押し付けが目に余ると、たびたび批判されてきました。自分でも気にしているのか、最近はそうした価値観バトルでもソフトな語り口になってはいますが、いずれにしても“根っこ”の部分は簡単に変えられないのではないでしょうか」(芸能ライター)
また、さんまは7月放送の『週刊さんまとマツコ』(TBS系)で自身の終活について触れた際、「自分は痴呆症になる家系なんや!」「うちの祖父が72歳で痴呆症になったんや!」と発言、15年以上前に「認知症」という呼び名に変わっていることから、物議を醸した。その後、自身の認識を改めたのか、別の番組では「認知症」という現在の呼び方で言及していた。
ギャラの安さが後輩芸人にも影響?
そんなさんまが芸人仲間から敬遠されているというのは、どういうことなのだろうか?
「さんまに対する愚痴を公に言う芸人仲間が増えているのです。千原ジュニアは9月24日配信のYouTubeチャンネル『千原ジュニアYouTube』で、こんなことを語っていました。この日の動画は、自身の車を運転しながら車載カメラの前でフリートークを繰り広げるものでした。
生放送の情報番組の収録に向かうという彼は『他の会社やったら、(車で)迎えに来てくれて、その間に資料読んだり、今日取り扱うニュース下調べしたり、運転手の方でもいたら、そうやって現場に向かうんでしょうけど』と自身の現状を嘆きながら、『なんで、こんなことなってんねん? 結局、上なんですよ。さんまさんなんですよ。さんまさんが自分で運転していくからね。ETC代、自分で払って、ガソリン代も自分で払ってね。だからホンマに、さんまさんが会社に言うてくれるか、もっと言うたらさんまさんが我々のETC代を払ってくれるか』と苦笑いしていました。どうやら、さんまが自分の運転で仕事に行くスタイルなので、他の芸人も同様にするという暗黙のルールができているようなのです」(同)
ジュニアのさんまへのボヤきはこの後も止まらず、「MBS(大阪の放送局)のラジオのギャラがめちゃくちゃ安い。『えっ、嘘やろ!?』みたいなギャラなんですけど。それもさんまさん。さんまさんが全然ラジオのギャラ上げへんから。さんまさんがそれでやってはんねやったら……」と、ラジオに強い思い入れを持つさんまがいまだに破格のギャランティーで引き受けていることが、他の芸人のギャラ設定にも影響していると暴露したのだ。
他にも、さんまの“押し出し”の強さに辟易している芸人がいる。
「くりぃむしちゅーの上田は7月に新型コロナに感染し、さんまとタッグを組むはずだった日本テレビの東京オリンピック特番を休演しました。療養中に、心配するさんまからLINEで質問攻めに遭い、最終的にはブロックしたそうです。このエピソードは、さんま自身が10月16日放送の『ヤングタウン土曜日』(MBSラジオ)で語っています。また、さんまは陣内智則に深夜3時に“LINE攻撃”し、お決まりのフレーズ『ワシやないかい!』が出るまで何往復もやり取りしたことを語っていました」(同)
また、次長課長の河本も、コロナに感染して苦しんでいるとき、さんまに送ったLINEの中で普通に数字を打ってしまい、「お前、数字入れるの?」と突っ込まれた過去を告白していた。河本にはコントで中国人のマネをする際、「カン十分からコン十分です」と言うギャグがあるが、それに気づいて慌てて送り直したそう。
さんまのようなバイタリティあふれる人間と付き合っていくのは、並大抵の体力ではもたないのかもしれない。そんなさんまに、トラウマを抱えているタレントもいるという。
「若槻千夏は、あるバラエティ番組で『さんまさんの番組の日は、必ずお腹を壊すす』『さんまさんの“ほんで? ほんで?”という言葉が苦手』と明かし、収録ギリギリまでさんまの番組に出演することを知らせてほしくない、とマネージャーに求めていました。また、フリーアナウンサーの有働由美子も、かつてさんまとMCを組んで話していたときに『長いわ、お前の話』とぶった切られたそうで、それからさんまとのからみがトラウマになっていると話していました」(同)
深田恭子を泣かせた全否定トーク
かつて、さんまは冠トーク番組『さんまのまんま』(フジテレビ系)でゲストを泣かせたことがしばしばあった。
「現在は女優としてアメリカに移住している元アイドルの田村英里子が出演した際、さんまは彼女が宣伝のために持ってきたCDをわざと床に落とし、拾ってはまた落とすという仕打ちを繰り返して、泣かせたことがあります。さらに、『痛快!明石家電視台』(MBSテレビ)に田村が出た際も、同じことをして泣かせています。
また、深田恭子がゲストでやってきたときは、理想のタイプを『白馬の王子様』と話す彼女を全否定して泣かせたこともありましたし、山瀬まみが書道2段の腕前を見せた際に『2段は嘘やろ!?』と追い込んで号泣させたこともあります。これらは番組を盛り上げるためにあえてヒール役を買って出たのでしょうが、いずれにしても相手が泣くまで続けていたわけです」(同)
もはや、さんまの笑いは時代にそぐわなくなりつつあるのだろうか。
「確かに『御殿』が数字を獲っているのは認めますが、彼がゴールデンで視聴率を獲っているのはこれしかありません。『ホンマでっか!?TV』(フジテレビ系)もなんとか踏ん張ってはいますが、上がり目はない。そんな現状で、いまだにさんまを“お笑いの帝王”と呼んで崇めるのは、そろそろやめたほうが彼のためにもなるのではないでしょうか」(テレビ局関係者)
デビューして、すでに50年近くが経つさんま。晩節を汚すことにならなければいいのだが……。
(文=編集部)