今年も、大みそか恒例のテレビ番組『NHK紅白歌合戦』の司会者・出演者発表の季節となった――。
NHKは29日、12月31日に放送される『紅白』の司会を発表。今年はこれまでの「紅組司会」「白組司会」「総合司会」という呼称をやめ、俳優の川口春奈と大泉洋、同局の和久田麻由子アナウンサーがそろって「司会」を務めるという。
「今年は2年ぶりの有観客開催、さらには裏の強敵番組『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで! 絶対に笑ってはいけない』(日本テレビ系)休止という要素もあり、久方ぶりの平均世帯視聴率45%超えを目標基準に据えていると聞きます」(NHK局員)
新型コロナウイルス感染症拡大の影響で無観客での開催となった昨年の『紅白』、総合司会は4年連続となる内村光良、そしてNHKアナウンサーの桑子真帆が務め、紅組は二階堂ふみ、白組は大泉洋がそれぞれ司会の大役を果たした。
「今年は例年会場として使用しているNHKホールが工事中のため、東京国際フォーラム(有楽町)で収録されるので、現場スタッフたちの混乱も懸念されることもあり、無難に“勝手を知っている”内村と桑子アナのコンビに落ち着くのではというのが大方の予想でした。その一方、せっかく2年ぶりに有観客で行われるのだからということで心機一転の意味も込めて、国民的な人気も高いサンドイッチマンに白羽の矢が立つのではないかとも取り沙汰されていたわけですが、大泉なら昨年に無観客という異例のかたちでの司会を無難にこなした経験もあり、視聴者からの評判も上々だったので納得の人選という印象。
ただ、今年はヒット曲が少ないこともあり、制作陣は出演者選びと“何を目玉に据えるのか”という問題に頭を悩ませているという話も漏れ伝わってきます」(テレビ局関係者)
昨年の『紅白』ではヒット曲を出したNiziU(『Make you happy』)や瑛人 (『香水』)の初出場に加え、昨年いっぱいで活動休止に入った嵐のライブ会場からの中継、松任谷由実の登場など、事前に話題を振りまく要素も多かった。
「今年といえばやはり東京五輪ということで、五輪期間中にNHKのスペシャルナビゲーターとして連日特番に出ていた嵐の相葉雅紀と櫻井翔を登場させ、嵐の楽曲『カイト』を作詞作曲した米津玄師とのコラボで歌唱させるという案や、民放キー局5局共同の五輪企画でテーマソングを手掛けた桑田佳祐にその曲(『SMILE〜晴れ渡る空のように〜』)を歌わせるといった案が検討されているという話も流れています。特に相葉と櫻井は共に今年結婚を発表したばかりということもあり、もし実現すれば祝福ムードが漂いそうですね」(同)
奇跡の共演?
また、出演者をめぐってはこんな“予想”も。
「五輪開会式で君が代を斉唱したMISIAは、昨年の『紅白』でも大トリを務め視聴者を魅了しており、出演は確実。ジャニーズグループもKing & PrinceやSixTONESなど6枠はかたいといわれています。業界的に注目されているのが、今年結婚した新垣結衣と星野源の共演があるかどうかです。星野はここ数年は『紅白』の常連組で、新垣は来年のNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』に出演するため、どこかで2人の絡みがあれば話題性は高い。
また、30回連続で出場していたものの2016年以降、出演から漏れている和田アキ子が、TikTokで人気が出た曲(『YONA YONA DANCE』)を引っ提げて復活するかどうかも注目されていますね」(別のテレビ局関係者)
『紅白』といえば毎年、放送2日後の1月2日に視聴率が発表され、前年からの上下やその原因をめぐって議論が沸き起こるが――。
「韓流ブームの再来に乗ってBTSやTWICE、BLACKPINKを韓国からの中継で登場させるのではとか、ブームの昭和歌謡メドレーみたいなパートを設けて歌がうまい旬な女優に何曲か歌わせるのではないかといった観測が業界内では飛び交っていますが、直前まで詳細がわかならいというのも『紅白』の醍醐味。
ただ、今年はコロナによるステイホームと2年ぶりの有観客、裏の『ガキの使い』休止という追い風がそろうなかで、視聴率がどこまで伸びるのか、もしくはそれでも伸びないのかという点は、業界全体の関心ごとではありますね」(別のテレビ局関係者)
(文=編集部)