『おかえりモネ』異色の俳優・浜野謙太&でんでんのスゴい経歴…過去の朝ドラ出演作は?

 永浦百音(清原果耶)、妹の未知(蒔田彩珠)、幼なじみの及川亮(永瀬廉)の三角関係がこじれて、百音は未知に当たられる中、亮が気仙沼へ帰る船に乗らずに行方不明に。一方、百音と菅波光太朗(坂口健太郎)の関係が一気に進んだ8月30日(月)~9月3日(金)のNHK連続テレビ小説『おかえりモネ』を振り返ろう。

菅波に気持ちを伝え、抱き寄せられる百音

 百音は亮が行方不明になったことを明日美に伝え、「2人をあてに仙台に行くかもしれない」と、後藤三生(前田航基)と早坂悠人(高田彪我)にも連絡した。百音に八つ当たりして居場所がない未知は理由をつけて帰ろうとしたが、百音は引き止めた。

 その後、母・亜哉子(鈴木京香)からの電話で亮の行方が判明したことを知った百音は「亮をもう1日だけ休ませてあげたい」と伝えて、バス乗り場へ迎えに行くことに。しかし、未知は「亮が迎えに来てほしいのは百音だから自分は行かない」と言い、それを聞いた明日美も「それはわかりきったことだ」「私たちが迎えに行っても、亮はカッコつけちゃうから」と、百音に一人で行くよう促した。

 その後、百音との前日の約束が延期になってしまっていた菅波が汐見湯へ迎えに来たが、未知は「百音は亮のところに行った。2人は昔から通じ合っている」と誤解を招くことを口走り、菅波を動揺させた。

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 喫茶店で亮を見つけた百音は汐見湯へ連れて帰り、気仙沼に帰ろうとする未知と鉢合わせする。その直後に、三生と悠人が仙台から駆け付けた。久しぶりの全員集合に雰囲気が明るくなる中、百音はふさぎ込んだままの未知に「島に帰るまで亮を見ていてほしい」と頼んだ。姉の優しさに触れた未知は、「菅波にひどいことを言ってしまった」と謝罪した。

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 百音が菅波に電話をして謝ると、「地元の友達が大変なときに、ほかのことを忘れてしまう人の方が信頼できる」と言われ、まずはそっちを大切にしてほしいと背中を押された。

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 6人は、小学生のときにUFOを見に行き、なぜか三生が号泣したという話で盛り上がった。懐かしい話に笑い合っていたが、三生たちの将来の話になると、地元で暮らすことに対する意識の違いから重たい空気に。亮を地元が縛りつけていると考える明日美に対して、地元でイキイキと漁師をしている亮を知っている未知は、悪い一面だけで判断してほしくないと訴えた。

 背負うものの大きさの違いや亮への気遣いから、震災の話をできなかった6人。「話しても地獄、話さなくても地獄」と亮が弱々しく微笑むと、三生は、大人になってしまったこと、みんなの状況が変わってしまったことなどをすべて受け入れた上であきらめずにいたいと泣き、「俺ら、もう普通に笑おうよ」と言った。

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 6人は昼ごはんから汐見湯へ帰り、亮は父の新次(浅野忠信)に電話するためにコインランドリーへ。百音が迎えに行くと、亮は前日の夜に百音に弱音を吐いてしまったことを謝った。幼なじみだから当然のことのように対応する百音に、「本当は気持ちをわかってるんでしょう?」と亮。百音は友達として対等に見ていることを伝えると、亮は謝り、恋愛はしないと笑った。

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 落ち着いた未知は、亮のことも含めて、自分のやりたいようにやると百音に宣言。コインランドリーでの2人のやりとりを見ていて、「お姉ちゃんは正しいけど冷たい。私がそばにいる」と伝えた。

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 いつもの日常に戻り、百音が仕事終わりにコインランドリーにいると、菅波がやってきた。そして、登米の診療所に専念することを伝えられた。予想していなかった話に百音は動揺し、つい菅波の手を握った。亮の気持ちには応えることはできなかったけど、菅波が目の前からいなくなるのは嫌だと思っていることを伝えると、菅波は百音を抱き寄せて、「あなたの痛みはわからないけど、わかろうと思っている」と伝えた。

個性豊かな森林組合のメンバー

 百音、未知、亮の三角関係に一応の決着が着き、ようやく交際に至った百音と菅波。今週は、付き合い始めた2人を盛大に祝う登米メンバーたちとの楽しいクリスマスパーティーから始まる。

 百音の成長を一番近くで見守っていた新田サヤカ(夏木マリ)はもちろん、百音の元上司で米麻町森林組合の課長・佐々木翔洋(浜野謙太)、古参職員の川久保博史(でんでん)の喜びも大きいだろう。

 課長の佐々木を演じるのは、作曲も手がけるミュージシャンで近年は俳優としての活躍が目まぐるしい浜野謙太。2015年に解散したインストゥルメンタルバンド「SAKEROCK」(浜野の高校の先輩である星野源がリーダーを務めていた)や「在日ファンク」などに所属しており、中島美嘉をはじめとする有名アーティストのレコーディングやサポートメンバーとしても活躍している。

 2005年の映画『ハチミツとクローバー』で俳優業をスタートし、ドラマ、CM、映画、バラエティ番組などでマルチに活躍。朝ドラ出演は『とと姉ちゃん』『まんぷく』に続く3作目だ。

 古参職員で石ノ森章太郎マニアの川久保を演じるのは、元ピン芸人で俳優のでんでん。1980年に芸人デビューし、翌年に俳優に転身。その後、さまざまなドラマや映画に出演し続け、2010年の映画『冷たい熱帯魚』で報知映画賞や日本アカデミー賞などで助演男優賞を受賞した。

 もちろん朝ドラでも常連で、『君の名は』『ひらり』『てるてる家族』『どんど晴れ』『あまちゃん』にも出演している。また、現在はテレビ朝日の木曜ドラマ『緊急取調室』に菱本進役で出演中。朝ドラとは正反対の役どころを演じており、役者としての経験値の高さや懐の深さを感じる。

 個性豊かな森林組合のメンバーと一緒になって、2人の交際を見守ろう。

(文=安倍川モチ子/フリーライター)