朝ドラ『おかえりモネ』東京編の注目キャスト3人!今田美桜は野望を秘めた若手気象予報士

 3回目の気象予報士試験が終わり、気象情報会社が気になる永浦百音(清原果耶)は仕事の合間に求人情報を見ながら、ヒバの木を乾燥させるための保管先を探していた。東京へ行くという決断を前に大きく揺れた7月12日(月)~16日(金)のNHK連続テレビ小説『おかえりモネ』を振り返ろう。

森林組合を退職した百音は東京へ

 百音が菅波光太朗(坂口健太郎)と試験結果を確認すると、そこには「合格」の文字が。2人は喜び合い、菅波はすぐに新田サヤカ(夏木マリ)に報告するよう促した。しかし、サヤカの顔を見た百音は、合格したことを言い出せなくなってしまう。

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 間近に迫ったヒバの木の伐採について、関係者を招いて説明会が開催された。百音が保管先探しの協力を求めると、サヤカは森林組合の設立で資金を失っていたことを告白。なんとか力を借りたいと頼んだが、「50年は長すぎる」と協力者は現れなかった。

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 ある日の夜、サヤカに試験の合否を聞かれた百音は「落ちた」と伝えた。後日、サヤカは菅波に真相を尋ねるが、守秘義務があるからと答えを濁されてしまった。

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 登米には、水害時のために木蔵(きっつ)という蔵を持つ地域があることを知った百音。木材も保管していたという話から、あることを考え始めた。

 そして、保管先が未定のまま、ヒバの木を切る日を迎えた。森林組合の一同が見守る中で切り終わると、サヤカは目に涙を浮かべながら感謝の気持ちを伝えた。

 森林組合に戻ると、百音は木材の保管場所として、ここ数百年の間、浸水被害にも土砂災害にも遭っていない木蔵が神社にあると報告。それを聞いた佐々木翔洋(浜野謙太)たちは、偶然カフェにいた「よねま神社」の宮司に保管を依頼。組合員たちの熱意に押され、木材はよねま神社で保管することになった。

 その日の夕方。「よくやってくれた。もう十分だ」とサヤカにお礼を言われた百音。そして、「なぜ、試験に落ちたと嘘をついたのか」「70歳手前で、身寄りも金もない自分がかわいそうになったとか」と聞かれて、言葉に詰まった。

 サヤカを傷つけてしまった百音は、嘘をついたことを菅波に優しくたしなめられ、5年前の震災で経験した蚊帳の外の感覚がトラウマになっていて、サヤカのもとを離れることに恐怖を感じていたと告白。菅波は、再びサヤカと話し合うことを勧めた。

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 能の練習後、百音は嘘をついたことを謝ると、サヤカは「百音の気持ちはわかってる」と笑い、「自分の思う方に進め」と背中を押した。早速、百音は森林組合を辞めると佐々木たちに報告。突然の申し出に一同は驚くが、サヤカのフォローもあって、無事に百音の退職が決定した。

 翌朝、百音がサヤカにお礼を言うと「実家のみんなにも報告しなさい」と促され、帰省することに。

 急な帰省に驚く実家では、百音の試験合格と妹の未知(蒔田彩珠)の就職のお祝いが行われた。しかし、父の耕治(内野聖陽)から「何か話があるんじゃないか?」と聞かれた百音は、つい話をそらしてしまう。

 翌日、家族全員の前で百音は「東京に行き、気象情報会社で働きたい」と伝えた。そして、震災のとき、島を離れていたために何もできなかったことで、ずっと心を痛めていたと告白。「あのときは何もできなかったけど、これからは未来を予測できる気象の仕事に携わり、誰かを守りたい」と伝えた。

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 無事に家族の了解を得た百音は、菅波や森林組合のメンバーに別れのあいさつをした後、ヒバの木を見に行っていたサヤカのもとへ。そして、「10分後にあの空を見てください」と言って別れた。

 10分後、空には虹がかかっており、サヤカは百音の未来を神様に祈った。

東京編で注目の3人とは?

 今週から舞台は登米から東京に移り、百音はついに気象情報会社で働くことになる。もちろん、出演メンバーも一新される。そこで、東京編の主要人物となる同僚3名を紹介したい。まずは、気象キャスターの朝岡覚(西島秀俊)が登米に連れてきた部下2名から。

 百音に気象の可能性の大きさを教えた野坂碧(森田望智)は、何でもできる頼れる先輩。普段は、交通機関や道路関係者に気象情報を提供する仕事をしている。

 演じる森田望智(もりた・みさと)は、2011年にテレビCMでデビューした有望な新人女優。『図書館戦争 ブック・オブ・メモリーズ』(TBS系)や『賭ケグルイ』(MBS)などのドラマに出演したほか、最近では『これは経費で落ちません!』(NHK)、『恋する母たち』(TBS系)、『レッドアイズ 監視捜査班』(日本テレビ系)などにも出演している。

 続いては、オタクのような外見ながら、気象予報士試験に一発合格した経歴を持つ内田衛(清水尋也)。気象データを読み解く力に優れた秀才で、番組のお天気チームの一員として百音と同じ業務に携わる。

 誰もが一目置く存在の内田を演じる清水尋也は、俳優・清水尚弥の弟。2012年にドラマ『高校入試』(フジテレビ系)でデビューした後、映画『渇き。』や『ソロモンの偽証』で印象的な役柄を演じて注目を浴びた。

 その後はドラマ『チア☆ダン』(TBS系)などに出演、『インベスターZ』(テレビ東京系)では主演を務めた。現在公開中の映画『東京リベンジャーズ』では、主要メンバーの半間修二を演じている。オタクとは180度違う役柄に驚くことだろう。

 最後は、東京編から登場する神野マリアンナ莉子(今田美桜)。朝の報道番組内で中継コーナーを担当する、若手の気象予報士だ。スマートなイメージとは裏腹に、報道キャスターになるという野望を持つ、仕事に熱い人物だ。

 福岡で活躍するモデル・タレントだった今田美桜は、2017年から本格的に女優業をスタート。ドラマ『3年A組-今から皆さんは、人質です-』(日本テレビ系)や『半沢直樹』(TBS系)といった話題作に出演している。また、清水と共演している映画『東京リベンジャーズ』では、ヒロインの橘日向役を演じている。

 この他にも、ヘアケア製品などのブランドアンバサダーを兼任。ユニクロの着こなしアプリ内でバイヤーとして活躍し、「ミオクロ」を展開するなど、活躍の幅は実に広い。

 個性豊かな新メンバーを加えてスタートした東京編。菅波との恋がどうなるのかも気になるところ……。やっと自分の夢に向かって歩み始めた百音の成長を見守ろう。

(文=安倍川モチ子/フリーライター)