『ZIP!』視聴率低下が止まらない…お天気キャスターのスタジオ投入も不発の苦しい裏事情

 破竹の勢いで人気を獲得し、オファーが絶えない女優がいる一方で、伸び悩む女優もいる。また、期待値が高すぎて、なかなかブレイクできないタレントがいる。競争が激しい芸能界を生きる、そんな悩み多き“逸材”たちの現状を見ていこう。

“バブリーダンス”で広瀬すずの後輩に

 2017年8月、日本高校ダンス部選手権に出場した大阪府立登美丘高等学校ダンス部のパフォーマンスが話題となった。彼女たちが踊るのは、濃いメイクに派手な髪型、肩パッド入りのスーツでキレッキレに踊る「バブリーダンス」だ。

 中でも注目を集めたのが、当時のキャプテンだった伊原六花。その後、芸能事務所のフォスターにスカウトされ、17年に芸能界デビューを果たすと、翌18年には「センチュリー21」の新イメージキャラクターに選ばれ、『チア☆ダン』(TBS系)でドラマデビューするなど活躍していたのだが……。

「現在は舞台に力を入れているようです。7月11日までは、地元・大阪でミュージカル『ロミオ&ジュリエット』に出演していました。デビュー当初からミュージカルをやりたいと公言していましたから、それが叶ったと見るべきでしょう。ただ、これまでテレビドラマの出演は約10本、映画はわずか3本程度。その中には、系列事務所の先輩である広瀬すずがヒロインを務めたNHK連続テレビ小説『なつぞら』や、その姉・アリスが出ている映画『地獄の花園』など、フォスター所属の役者のバーター出演も含まれています」(テレビ局関係者)

 フォスター所属の男優には、6月まで放送されていたドラマ『ドラゴン桜』(TBS系)で学年トップクラスのエリート・藤井遼を好演し話題を呼んだ鈴鹿央士がいる。鈴鹿もスカウトがきっかけでフォスター入りしただけに、同じスカウト組の伊原も今後に期待、といったところだろう。

視聴率低迷が続く『ZIP!』の苦悩

ZIP!』(日本テレビ系)のお天気キャスター・貴島明日香は着実に人気を獲得しているものの、それがなかなか番組全体の浮上にはつながっていない。

「彼女は17年に同番組のオーディションに合格し、7代目のお天気キャスターに抜擢されました。『non-no』(集英社)の専属モデルを務めているだけあって、170cmの高身長とさわやかな笑顔で徐々に人気を集め、今年の『第17回 好きなお天気キャスター/天気予報士ランキング』では1位に輝きました。2位は、2年連続首位をキープしていた『めざましテレビ』(フジテレビ系)の阿部華也子。彼女を引きずりおろしての快挙です」(同)

 しかし、『ZIP!』の視聴率は下落傾向が続いており、7月1日は個人3.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、世帯7.2%にまで落ち込んでいる。現在は『めざましテレビ』『グッド!モーニング』(テレビ朝日系)に次いで3位と、番組開始当初の低迷期に戻ってしまっている。

「番組では貴島人気を当て込んで、日テレ社屋の外でお天気コーナーのタイミングにしか出ていなかった彼女をスタジオに呼び、なんとか視聴率低下を食い止めようとしました。確かに、わずかではありますが、彼女のお天気コーナー時は数字が上がっていたのです。しかし、それはほんの数分の露出だからであって、レア度が失われた時点で新鮮味はなくなってしまいます。つまり、貴島のスタジオ登場は付け焼き刃でしかないわけです」(同)

 貴島自体の人気は高いものの、肝心の『ZIP!』は停滞が続いているとあって、日テレの苦悩は深そうだ。

『ZIP!』英会話コーナーの“レイア”とは?

『ZIP!』には、もうひとつの悩みがある。それは、着ぐるみのパンダ「星星(セイセイ)」が仲良しの少女・レイア(米倉れいあ)に英会話を教えるコーナー「星星のベラベラENGLISH」だ。

「このコーナーは、かつての『ズームイン!!朝!』(日本テレビ系)の人気コーナー『ウイッキーさんのワンポイント英会話』をイメージしてつくられたもの。スリランカ生まれのタレントであるアントン・ウィッキーが街ゆく人にいきなり英語でインタビューをする試みが受けて、15年続く人気コーナーとなりました」(同)

 しかし、米倉も同コーナーに2年以上出てはいるが、『ZIP!』以外での活躍はなかなか聞こえてこない。

「所属事務所のホリプロとしては、ここで名前を売ってさまざまな媒体に……と考えているのでしょう。しかし、この『ベラベラENGLISH』は米倉の素の部分が見えにくいコーナーのため、他の何かに起用されるきっかけにはなりづらいのです」(同)

 言うまでもなく、人気商売であるタレント業や芸能界の仕事は水ものだ。人気を獲得するためには本人の実力はもちろん、タイミングや運などの要素にも左右されてしまうことだろう。それぞれの今後の奮闘に期待したいところだ。

(文=編集部)