JRA 日本ダービー(G1)エフフォーリアは「▲」好枠ゲットに「単勝108倍」の歓喜再び!? サトノレイナスはご遠慮いただき期待の2頭で万馬券

 今週は、いよいよ日本ダービー(G1)である。

 私ごとで恐縮だが、2014年には単勝108倍(12番人気・3着)のマイネルフロスト1頭軸で的中した相性のいいレース。何とか的中させて来週以降に繋げたいところだ。

 日本ダービーの最大のポイントといえば、やはり枠順だろう。過去10年の傾向を見ても内枠有利は明らかで、前述したマイネルフロストにしても2枠3番と内目の枠であった。

 複勝回収率で見ると100%を超えているのは1枠、2枠、4枠。対して8枠となると18%と目も当てられない状況となっている。

 マイネルフロストが3着となった2014年より後は平穏な決着が続いたが、近3年は毎年10番人気以下の馬が1頭は絡む波乱続き。この人気薄を見つけられるかが、高配当奪取のポイントとなりそうだ。

 近3年で穴を開けた3頭の共通点を調べると、やはり3頭ともに4枠以内。今年は幸いにもエフフォーリア以外の人気馬が比較的外目の枠に入っており、ここに付け入るスキがありそうだ。

 近3年の穴馬の内、2頭が皐月賞(G1)とは別路線。3頭とも皐月賞出走馬で決まった昨年は、ヴェルトライゼンデが10番人気で3着に食い込んでいる。

 そのヴェルトライゼンデだが、皐月賞では4番人気に推されながらも8着。この凡走が日本ダービーでの人気落ちに繋がっていたのは間違いないだろう。

 ただ、ヴェルトライゼンデは皐月賞で8枠17番と外枠を引き、前半のポジション争いで脚を使っていた。さらに最後の直線では馬場の悪い内を突く内容。チグハグな競馬だったことを考えれば、巻き返しも予測できたはずである。

 因みに近3年で馬券に絡んだ9頭の内、7頭は皐月賞組。軸選びには皐月賞の分析が不可欠であり、穴馬はそこで能力を出し切れなかった馬か、全くの別路線かで考えたい。

 今年の皐月賞は、内々を立ち回った馬が上位を独占。2着を3馬身突き放したエフフォーリアはさすがに強いが、スムーズに先行した2着タイトルホルダー、内から差し込んだ3着ステラヴェローチェ、内目から馬場中央に持ち出した4着アドマイヤハダルに、それほどの強さを感じない。

 それならば外を回らされたヨーホーレイク、グラティアス、ディープモンスターに魅力を感じる。

「◎」は、7番グラティアスだ。

 皐月賞では8枠15番と外からの出走で、外々を回される形となった。

 エフフォーリアからは0.7秒と離されたが、2着タイトルホルダーとは0.2秒差。大きなロスがありながらも、外目から最後まで脚を伸ばした。

 陣営は「2週続けて松山騎手に跨ってもらっていますし、細かい点を確認してもらえたのは良かったですね。動きは申し分ないし、素晴らしい状態で本番を迎えられると思いますよ」と状態は良さそうで、テン乗りとなる松山弘平騎手も問題なし。今回は4枠7番と比較的内目の枠を引き、前回とは違うスムーズな先行が可能なはずだ。

 今回は枠も含めてエフフォーリアが断然の人気を背負いそうで、グラティアスは人気的にも妙味も十分なはず。エフフォーリアをマークしての、先行抜け出しに期待したい。

「○」は、5番ディープモンスター。

 こちらも皐月賞で後方から差し込んだ1頭だが、グラティアスとは甲乙がつけがたいところ。ただ、陣営の「おそらく終い勝負になると思います」という言葉が気になる。前走もそうだったが、やはり前半出していけない気性の危うさを残しているのだろう。

 陣営は「皐月賞では展開が向かない中で大外から詰めていましたし、悲観する内容ではなかったと思いますよ。府中なら不器用さもカバーできると思うんで、展開の助けがあれば上位を狙えるでしょう」と一発を狙っている。

 こちらは名前の通りディープインパクト産駒で、父の日本ダービーと同じ3枠5番。鞍上・武豊騎手の手腕に期待したい。

「▲」は、1番エフフォーリア。

 狙い通りの内枠といった感じか。これまで4戦無敗で1番人気が予想されるエフフォーリアが、内枠有利の日本ダービーで1枠1番。勝ってくださいと言わんばかりの好枠ゲットに逆らう余地はない。

 陣営は「調整は順調ですし、ここまで思い通りに来られましたね。フットワークが大きい馬ですし、広い東京はいいと思いますよ」と好レースを期待する。

 さすがにここまで好条件が揃うと軸としての信頼度は高そうで、人気のぶん期待値の面で3番手評価とした。

「☆」は、4番レッドジェネシス。

 皐月賞ではない別路線で、大穴候補として期待するのがレッドジェネシス。新馬戦では今回も出走するラーゴムに敗れているが、馬体重の増え方を見てもわかるように休養を挟んで良くなってきた感がある。

 陣営が「前半は自分のリズムを守って、後半に懸けて押し上げていく形が今のところはベターですね」と話すように後方からのレースとなりそうだが、鞍上はポツンでお馴染みの横山典弘騎手。内をベッタリと回って、直線勝負で一発を狙ってくるだろう。力関係は未知だが、スムーズな競馬ができれば面白い1頭だ。

「△」は8番ヨーホーレイク、16番サトノレイナスの2頭。

 ヨーホーレイクはグラティアス、ディープモンスターと同じく皐月賞で外を回す競馬。最速の上がりを使ったように一定の能力は示したといえる。

 陣営が「まだ体がしっかりしておらず、エンジンのかかりも遅いので、広い東京に替わる点はプラスですよ。距離が延びるのもいいのではないでしょうか」と話すように好転も見込める1頭だが、スムーズだった皐月賞以上の上積みとなると微妙なところ。

 問題はサトノレイナスだ。

 陣営は「牡馬に交じっても華奢という感じはしませんし、調教過程にも狂いはありません。以前より筋肉の張りが出てパワーアップしてきましたよ。牝馬で斤量面は有利ですし、府中の長い直線もこの馬にとっては好材料です。あとはルメールさんにお任せしますよ」と鞍上の手腕に期待する。

 C.ルメール騎手が前走も騎乗していた馬は、サトノレイナスに加えグレートマジシャンとアドマイヤハダルもいる。グレートマジシャンもこれまでの成績を考えれば強い馬だけに、それでもサトノレイナスに騎乗するあたり能力が通用する可能性は高そうだ。

 ただ、不運なことに8枠16番。ロスを強いられる競馬になることは否めない。ただ、道中のペースが緩むようなら、2017年のレイデオロで見せた向正面での捲りなどもルメール騎手なら考えられる。人気する1頭だが、念のため押さえておく。

 なお、人気しそうなところでは10番シャフリヤール、12番ワンダフルタウン、13番グレートマジシャン、14番タイトルホルダーを「消し」とした。見ての通り、4頭ともに真ん中より外の枠であることが理由の1つ。

 その上でシャフリヤールは、共同通信杯(G3)でヴィクティファルスにも敗れる3着だった。そのシャフリヤールに毎日杯(G3)で敗れたグレートマジシャンは戸崎圭太騎手へと乗り替わりは、さすがにマイナスだ。

 ワンダフルタウンは今回のメンバーでラーゴムとバスラットレオンに勝利したのみ。タイトルホルダーは前述の通り、皐月賞の中山2000mで内々を立ち回ったアドバンテージもあったように感じる。

 もちろん、どれも能力上位であることは間違いないだろうが、人気の妙味を考えればバッサリと切ってしまいたい。

 以上を踏まえ、印は以下の通り。

◎7番グラティアス
○5番ディープモンスター
▲1番エフフォーリア
☆4番レッドジェネシス
△8番ヨーホーレイク
△16番サトノレイナス

 馬券は三連複で勝負。保険としてワイドも押さえておく。

三連複 フォーメーション
◎○▲-◎○▲-◎○▲☆△△ 10点

ワイド ボックス
◎○▲☆ 6点

 今回、エフフォーリアが来るのは仕方ないとして、穴を狙う上でも皐月賞組に注目した。グラティアス、ディープモンスターは、どちらも比較的いい枠を引いただけに、可能性はあると思うのだがどうだろうか。

 レッドジェネシスは恐らく人気もないだけに、念のためワイドボックスに。三連複ではグラティアス、ディープモンスターからレッドジェネシス、ヨーホーレイクなら特大万馬券も……いや、サトノレイナスでもかなりつくはずだ。

 とはいえ、さすがにこれは「取らぬ狸の皮算用」と言われても仕方ないか……。押さえはしたがサトノレイナスにはできればご遠慮いただきたいところで、エフフォーリアから人気薄2頭の決着を期待したい。(文=宍戸ハレ)

<著者プロフィール>
 競馬好きというよりは予想好き。知的推理ゲームをこよなく愛する馬券狂である。券種は基本的に三連複とワイドだが、的中率より回収率重視で軸は殆ど人気薄という生粋の穴党。馬券が当たると異様にテンションが上がるも、年に数回だけという悲しい現実と向き合っている。