今年もパチンコ業界には、「旧規則機の撤去期限延長」や「有利区間の上限3000ゲームに緩和」など興味深いニュースが飛び交い大きな注目を集めました。
前者に関しては様々な意見がありますが、プラスに捉えているホールも多いと思います。大量の撤去が予定されていた『ジャグラー』シリーズの、穴埋め準備ができるというだけでも大きいと話題になっておりました。
もちろん期限が延長されただけであり、ホールから姿を消すという事実は変わりません。しかし、これまで多くのファンを熱狂させた人気機種が含まれていますので「打てる期間が延びて嬉しい」と感じている方も多いのではないでしょうか。
ゲーム性の拡充を目的として決定した有利区間延長に関しては、当然ながら出玉性能の大幅アップとはなりません。しかし、これにより6号機のゲーム性が向上することは間違いないでしょう。
今までにないAT機が登場する可能性もあります。有利区間継続数「3000ゲーム」までの規制緩和が、苦戦する6号機市場の状況改善へ影響を与えられるかに注目したいところです。
このような遊技機に関する情報が注目を集めている状況ですが、一部ではパチンコ・パチスロユーザーを狙った「トラブル」も話題になっている様子。あるユーザーが被害の様子を紹介したところ、その内容に大きな反響が寄せられていたようです。
何でもパチスロで大勝ちして帰宅している最中に、見知らぬ男性に声を掛けられたことがきっかけだったとか。内容については割愛させていただきますが、私は「とても許せない」と感じてしまいました。
頻繁に起きないトラブルだとは思いますが、本件に関わったような極悪人たちは「大勝ちした人」などを狙っている可能性が高いのでしょうか。遊技を楽しんでいただけの方に、不快な思いをさせるというのは本当に許せません。
個人的には「怪しいと感じた時点で警察を呼ぶ」や「ホール店員に助けを求める」といった対処ができそうな内容とも感じましたが…。
人はパニックになれば正常な判断が難しくなるもの。話を聞くことと、実際に体験するとでは全く異なると言わざるを得ないでしょう。誰でも冷静さを、なくしてしまうものなのかもしれません。
確かに「アノ時」もそうでした。
今回は私が働いていたホールで、お客様が遭遇した印象深い「トラブル」を紹介させていただきます。
当時、高稼働を実現していたパチスロの人気機種で「設定6」をゲットして歓喜していたお客様。順調に出玉を伸ばしていた天国から、一瞬にして「あのような恐怖」を味わうことになるとは…。
あれは勤めていたホールがパチスロ『Re:ゼロから始める異世界生活』を、「今後6号機の主力として稼働させたい」と力を入れていた時期でした。
これは当時の店長の方針だったのですが、我々ホールスタッフも稼働に繋がるように様々な面で尽力していたのです。
その甲斐もあって『Re:ゼロから始める異世界生活』は連日のように満席。定期的に高設定を使っていたということもあり、お客様からは好反響を得ることに成功していたのでした。
そんな『Re:ゼロから始める異世界生活』を打っていたお客様が、予想もしなかった「魔の手」に…。
その方は当店を贔屓にしてくださっていたお客様「Aさん」。パチスロを好んで打つ方であり、「ホール側が力を入れている」と感じた機種を徹底的に打ち込む傾向にあったのです。
当然ながら、その時期は『Re:ゼロから始める異世界生活』一択。連日のように遊技されておりましたが、残念ながら勝利を収めた機会は数えられる程しかなかったと記憶しております。
しかし、そんなAさんに「待望の瞬間」が訪れたのです。
ある日のこと。ホールを巡回している私の前に、興奮した様子のAさんが現れました。何かと思って尋ねてみると、「設定6確定の演出がでたよ!」と笑顔で語りかけてきたのです。
「あの台6だったのか」と思うのと同時に、本当に嬉しくなったことを思い出します。Aさんが苦戦する姿を見ていましたから。「おめでとうございます。頑張ってくださいね」とお伝えし、清々しい気持ちで『Re:ゼロから始める異世界生活』の島を去ったのでした。
しばらくして様子を見に行ってみましたが、Aさんの調子は良好。設定6らしい、ジワジワと上昇していくようなグラフを描いていたのです。「これまでの分も勝って欲しいな」と心の中で呟いたのですが…。
次の瞬間、Aさんの身に“ある出来事”が起こります。
一人の男性が、Aさんの遊技を中断させ話し始めたのです。それに対しAさんは、何かを返答しておりました。そして数分後、二人は店の外へ出ていったのです。
その時は「設定6ゲットを聞いて友人が見に来たのかな?」としか思いませんでした。特には不審に感じなかったのです。
しかし、少し時間が経過した時。“ある違和感”が生まれました。
それは「話しかけていたのは本当に友人?」というもの。冷静に考えてみると、外への誘い方が少し乱暴だったように思えてきたのです。気になり島へ戻りましたが、Aさんは戻ってきておりませんでした。
休憩の申し出はされていません。「もしかして何かのトラブルに巻き込まれたのでは?」私の頭の中には、そのような不安が生まれました。そして次の瞬間には、外へ向かって走り出していたのです。
店の周辺に姿は確認できません。嫌なイメージが、どんどん膨れ上がっていきます。「危険な目に遭っているかも」「一刻を争うのでは?」といったネガティブな考えが頭の中をグルグル回り…「とりあえず店長に相談だ!」と決断し戻ろうとした時でした。
遠方から、ゆっくりと歩いて戻ってくるAさんが目に入ったのです。顔は青ざめており、心なしかフラフラしているようにも見えました。
「何か」があったことは間違いありません。
私は急いでAさんの元へ駆け寄り、何があったのかを尋ねました。弱りきったAさんが語った内容は次の通りです。
突如として現れた男は順調に出玉を伸ばすAさんをプロと決めつけ、ドスのきいた声で「ウチの島を荒らすな」といったような文句をつけてきたとの事(見たこともないホールの常連でもない人なのですが…)。立て続けに「上が呼んで来いと言っている」と告げ、少し強引に外へ連れ出したというのです。
「店員に助けを求めれば良かったが、その時はパニック状態になり従ってしまった」とAさんは話しておりました。そのまま少し離れた路地裏に連れて行かれそうになったところ、偶然に警察官が通りかかったため男は慌てて逃げ出したそうです。
怖くは感じたものの、結果として特に被害は受けていないとの事。とにかくAさんが無事で何よりでした。
それにしても「ウチの島を荒らすな」といった因縁をつけた男は、何が目的だったのでしょうか。謎のままです。常連でもないので、本当に何を言っているのか意味不明でした。
難癖を付けて、お金でも奪おうとしていたのか…。真意のほどは定かではありませんが、こういった行為は許すことができませんし許されるものでもありません。同様のトラブルが、この世からなくなることを強く願うばかりです。
(文=ミリオン銀次)
<著者プロフィール>
ホール店員・雀荘店員といった職種を経験。それらを活かし、ライターとして活動中。特に力を入れているのはパチンコ・パチスロ分野で、自身の遊技体験やホール店員時代のエピソードを中心にしたコラムを執筆している。パチンコ・パチスロ歴は10年以上で「打ちたい台をトコトン打つ」がモットー。結果として、目も当てられない大敗を多く経験。「悲惨なエピソードも明るく紹介したい」といった拘りを持つ。
【注目記事】
■パチスロ4号機「爆裂沖スロ」がAT仕様で完全復活!「チェリー頻出」はボーナスチャンス!!
■パチスロ期待出玉「約1600枚」の最新AT機も話題! 人気メーカーが「2分間の衝撃」を組み込んだ「最恐マシン」を発売!!
■パチスロ新台『ジャグラー』に続く快進撃も期待!「差枚数管理」が「ゲーム数管理」に変化…「チート級」出玉にファン熱視線!!