紗栄子、17歳男性と交際か、気になる法的問題…青少年育成条例上の“線引き”

 “魔性の女”の恋愛遍歴に、また新たな1ページが加えられたのだろうか――。

 メジャーリーガーのダルビッシュ有投手の前妻で、ZOZO創業者の大富豪、前澤友作氏の元恋人としても知られるタレントの紗栄子が、16歳年下のアーティスト、YOSHIと交際していたと、11日発売の「週刊女性」(主婦と生活社)が報じた。同誌によれば、2人は一昨年に仕事で知り合い、交際に発展したが、昨年秋には破局。交際当時、YOSHIはまだ17歳だったという。

 紗栄子は2007年、20歳のときに北海道日本ハムファイターズに所属していたダルビッシュと交際わずか3カ月で結婚を発表。12年には離婚に至っているが、ダルビッシュとの間に08年に長男を、10年に次男を授かっており、現在の子供たちの年齢は13歳と11歳。2人とも英ロンドンの全寮制の学校に留学していることを紗栄子も明かしているが、長男とYOSHIは“同世代”ともいえなくもない近い年齢ということもあり、今回の熱愛報道には驚きの声も広まってる。

 注目を集めているのは、やはり交際当時のYOSHIが未成年、しかも17歳であったという点だ。

「昨年、当時ジャニーズ事務所に所属していた俳優の山下智久が、KAT-TUNの亀梨和也と共に女子高生と飲酒を共にしていたことが発覚。特に山下はそこに同席していた女子高生とホテルで合流して同じ部屋に宿泊していたため、違法性を指摘する声もあがり、ジャニーズは山下を活動自粛処分に。結局、山下はそのまま事務所を退所する流れとなりました。この一件以降、20歳以上のタレントが未成年の異性と交際することは、どの事務所でも“あってはならないこと”とされています」(芸能事務所関係者)

「真剣交際」なら問題なし

 東京都青少年育成条例第18条の6は「何人も、青少年とみだらな性交又は性交類似行為を行つてはならない」と規定しており、違反すると2年以下の懲役または100万円以下の罰金が科せられる可能性がある。山下のケースでは“その日に出会った”未成年女性とホテルに宿泊していたため純粋な恋愛関係にあったとは考えにくいとして、法的観点より問題視された。

 一方、「週刊女性」の報道がもし事実であれば、今回のように成人女性が18歳未満の男性と真剣交際をすることに、なんらかの法的問題が生じるのであろうか。山岸純法律事務所の山岸純弁護士は次のように解説する。

「事件になるのは、たいていの場合、男性が18歳未満の女子と行為におよんで青少年育成条例違反(東京都の場合、第18条の6)などで逮捕される例ですが、条例は『何人も、青少年とみだらな性行為を行ってはならない』とありますので、誰であっても『青少年』、すなわち『18歳未満の者』とそうした行為をすれば、条例違反を問われる可能性があります。

 次に、ホントに真剣に交際していた場合でも条例違反に問われるかどうかですが、『真剣交際』であれば無罪です。ただし、『真剣交際』として認められるかどうかが難しいところです。例えば、いわゆる“出会い系”サイトで知り合って、1回か2回会っただけで行為におよんだような場合はアウトです。これに対し、18歳間近の青少年と、なにがしかのきっかけで次第に仲が良くなり、その後、交際を開始し、自然の男女の“流れ”で行為におよんだような場合は『真剣交際』と認められる場合もあります。紗栄子さんの場合、真剣交際として認められる余地もあるのではないでしょうか」

 今回の熱愛報道で焦点となっているのは、紗栄子がYOSHIに所属事務所からの独立をそそのかし、YOSHIが仕事のキャンセルなどをするようになったという内容である。「週刊女性」によれば、紗栄子さんはYOSHIとの交際を認めてもらおうとYOSHIの事務所社長に直談判し、事務所が2人の交際に反対したことでYOSHIと事務所の関係が悪化したというが――。

「青少年育成条例は、青少年の判断力が大人に比べて十分でないことから、甘言によって不利なことに巻き込まれないよう保護するためにあります。もちろん、『事務所からの独立をそそのかした』など、18歳未満をたぶらかした、というだけでは条例違反などの罪にはなりませんが、やはり、成人は、18歳未満と交際するにしても、『判断力が不十分であること』を十分に理解して臨む必要があるでしょう」(山岸弁護士)

 紗栄子といえば、 “恋多き女性”としても知られている。お笑いタレント・徳井義実(チュートリアル)との焼き肉デートや、音楽プロデューサー・大沢伸一とのツーショット写真が報じられたほか、前澤氏、騎手の武豊、サッカー元日本代表の香川真司、イタリア人デザイナーなど、錚々たる男性たちとの噂が報じられてきた。

「前澤氏と大沢氏の件以外は、本人も釈明しているとおり、ただの友人だとみられている」(週刊誌記者)が、まだ経験の浅いYOSHIが真剣交際するには、紗栄子はやや刺激が強すぎたのかもしれない。

(文=編集部、協力=山岸純/山岸純法律事務所・弁護士)

山岸純/山岸純法律事務所・弁護士

時事ネタや芸能ニュースを、法律という観点からわかりやすく解説することを目指し、日々研鑽を重ね、各種メディアで活躍している。芸能などのニュースに関して、テレビやラジオなど各種メディアに多数出演。また、企業向け労務問題、民泊ビジネス、PTA関連問題など、注目度の高いセミナーにて講師を務める。労務関連の書籍では、寄せられる質問に対する回答・解説を定期的に行っている。現在、神谷町にオフィスを構え、企業法務、交通事故問題、離婚、相続、刑事弁護など幅広い分野を扱い、特に訴訟等の紛争業務にて培った経験をさまざまな方面で活かしている。