パチスロ分野にはこれまで数多くの爆裂機が誕生し、大量出玉の獲得を望む多くのユーザーを魅了してきました。
特に熱かったのは4号機時代ですね。1回のビッグボーナスで711枚を獲得でき、それが1G連する『吉宗』。100枚程度のバトルボーナスが最大で89%ループする『パチスロ北斗の拳』など、万枚の夢を見られるマシンが輝いていました。
ただ、これはあくまでストック機のお話。それより前のAT機の全盛時代には、「万枚すら単なる通過点」と言わんばかりの超がつく爆裂マシンが存在していたのです。
中でもサミー系列が製造した3大タイトル『獣王』、『アラジンA』、『サラリーマン金太郎』の活躍は凄まじいものでした。
爆裂AT人気の火付け役とも言われる『獣王』はAT「サバンナチャンス」が出玉の主軸。1セット10~30G継続し、1度の当選で最大29連チャンという夢のある仕様でした。設定6のみ純ハズレからのAT当選率が抜群だったので、エクストラ仕様の先駆けともいえるマシンですね。
『アラジンA』はAT「アラジンチャンス」の連打によって出玉を増やすゲーム性で、高確率ロングへ移行した際は大量出玉に期待できます。また、プレミアムとなる「スーパーアラジンチャンス」も存在し、最大となる「AT5000G」が選択された場合は「一撃5万枚」も夢ではありませんでした。
『サラリーマン金太郎』は規定の押し順ナビ回数まで継続するAT「金太郎チャンス」の連チャンが魅力のマシン。当時は「時速5000枚」などと言われ、一撃万枚を難なく吐き出す爆裂マシンとして高い人気を誇っていました。
大量出玉という強烈なインパクトをユーザーへ与えたこれらマシンですが、私が最も多くのメダルを獲得し、そして最も負けた思い出深いマシンは他にあります。
それは「史上最強の爆裂マシン」とも称される『ミリオンゴッド』です。
本機は1G純増約10枚のAT「GOD GAME(GG)」が出玉の主軸となっており、1回のGGで約500枚の獲得が見込めます。連チャン性も高く、瞬く間に数千枚を築き上げる事も可能でした。
これだけでも十分な出玉性能ですが、本機が爆裂マシンたる所以はプレミアムフラグにあります。右リール赤7停止で発動する「SGG」はGG3回以上が約束され、その期待枚数は下から約1500枚と強力です。
そして最も注目すべきは、やはり「GOD揃い」で発動する「PGG」でしょう。言わずと知れた出現率「1/8192」の最強フラグ。突入した時点で「AT500G」が付与され、「約5000枚」の獲得が見込める唯一無二の爆発力を秘めています。
先述した通り、この『ミリオンゴッド』にかかれば万枚など単なる通過点にすぎません。もちろん高設定ツモや「ゴッド揃い」による事故が条件ではあります。ただ、5万枚クラスの出玉が記録される事も珍しくなく、中には「8万枚オーバー」を達成した猛者もいるとか…。
さすがにそこまでの大記録を達成したことがありませんが、ヒキの弱い私でさえ自己最高となる「2万枚」も手にする事ができた爆発力は本物。特に「5000枚」が約束される「GOD揃い」を引いた際の興奮は半端ではありません。「脳がヤラれる」という表現が当てはまる台は本機だけでしたね。
私を含め、途轍もないギャンブル性でユーザーを虜にした本機。景気の良い大量出玉が目立ちますが、大やけどを負った回数は計り知れません…。
確かに出玉は魅力ですが、その引き換えとしてコイン持ちと初当り確率が冷遇されていた記憶があります。「回らない&当らない」という箸にも棒にも掛からない展開で、瞬く間に10万円が飛んでいく、なんて事も多かったものです。
激荒な仕様であるため、私のように「天国or地獄」という両極端な結果を繰り返していたユーザーも多かったことでしょう。時には負け過ぎるあまり寝込んだこともありましたが、良くも悪くもこの「荒れ狂ったギャンブル性」が『ミリオンゴッド』の魅力とも言えます。
現在はパチスロ6号機時代。出玉性能が抑えられ、かつての爆裂は体験できないのが残念でなりません。さすがに4号機のような爆裂は難しいと思いますが、せめて「一撃万枚」を期待できるような流れになってほしいものです。
(文=堀川茂吉)
<著者プロフィール>
オグリキャップで競馬にハマり大勝負を繰り返してきた。その後は『ウルトラセブン』でパチンコの魅力に心酔し、競馬から離れパチンコ・パチスロのみを楽しむというスタイルを貫いている。ウェブ業界においてはライティング業務に従事。現在はパチMaxの編集部員として、主にパチンコ分野に関する記事作成および編集を行っている。パチスロ4号機時代など過去のエピソードも好んで作成しており、当時だからこそ起こり得た経験談を紹介中。
【注目記事】
■パチンコ「375連撃」の衝撃を超える興奮!?「最短3秒」で決着する革命マシンが爆誕!!【新台分析- PF革命機ヴァルヴレイヴ2-編】