JRA 武豊「想像以上」で復帰初週から大暴れ!? メイケイエール桜花賞(G1)惨敗も再び目指す頂点への道

 右足の第2、第3、第4中足骨骨折という診断を受け、現在リハビリ中の武豊騎手。自身のホームページで「ケガの回復は想像以上」と復帰に向け順調であることを報告している。

 医師、トレーナーの意見も聞いたうえで5月1週目の天皇賞ウィークからの実戦復帰を考えているとのことで、その時を楽しみにしているファンも多いことだろう。

 先週の桜花賞(G1)では、武豊騎手が騎乗予定だったメイケイエール(牝3歳、栗東・武英智厩舎)が惨敗。乗り替わりで代打を務めた横山典弘騎手は「返し馬から気持ちが高ぶっていたし、今日はゲートの中も良くなかった」と話したように、スタート時に立ち上がり大きく出遅れた。

 スタート後もいつものかかり癖を見せ、3コーナーで早くも先頭に立つと直線ではズルズルと後退。直線で追われることもなく、最下位に敗れている。

 前哨戦であるチューリップ賞後に「ハナに立ってみたらフッと力みが抜けた感じがしました」と語っていた武豊騎手。桜花賞でもレース後に横山典騎手が「前回ぐらいにゲートを出ていれば、また違ったと思うけど……」とコメントしたように、もちろん逃げる手も頭の中にあったはずだ。

「そのレースぶりから、気性難と言われているメイケイエールですが、武英智調教師は『気性は本当にいい』と話していました。この馬が行きたがるのはレースだけで、パドックの周回や返し馬はむしろ上手とのこと。一般的な気性難の馬とは、少し異なるようです。

師が『(レースで)前にいる馬を全部抜かすのが、自分の仕事だと思っているようで……』と話しているように、やんちゃというよりは真面目過ぎる馬。実際、桜花賞でもハナに立ってからは気負った面は見られなかったように感じられます。あの気性で距離延長はさすがに考えづらいですから、次走は恐らくNHKマイルCでしょう。好スタートから逃げる競馬ができれば、巻き返しも可能だと思いますよ」(競馬記者)

 桜花賞では、スタートで出遅れたこともあり後方からの競馬。記者も話すように、テンから逃げる競馬ができれば巻き返しても不思議はない。

「武豊騎手は復帰後の予定について『現時点での騎乗予定馬はゼロ』と語っています。5月1週目に復帰となれば5月2日の天皇賞・春(G1)では、これまでにも手綱を執っているワールドプレミアに騎乗することが予想されますし、5月9日のNHKマイルC(G1)にも間に合うことになります。どちらも有力馬となる可能性は高そうですから、復帰初週から大暴れが期待できそうですね」(同)

 メイケイエールに関しては、現役屈指のクセ馬。やはり、鞍上には百戦錬磨の武豊騎手が望まれるところだ。

「競馬へ行ったときに張り切り過ぎるのが諸刃の刃ですが、能力は非常に高いです」

 そうも語っていた武豊騎手。ピンかパーか……再びコンビが復活すれば、今度こそ大仕事をやってのけるかもしれない。

(文=北野なるはや)

<著者プロフィール>
 某競走馬育成牧場で働いた後、様々なジャンルの仕事で競馬関連会社を転々とする。その後、好きが高じて趣味でプログラミングを学習。馬券には一切のロマンを挟まないデータ派であるが、POG(ペーパーオーナーゲーム)では馬体派という奇妙な一面も持つ。