朝ドラ『おちょやん』千代の弟・ヨシヲが成長した姿とは?演じるのはモデル&俳優の倉悠貴

 2作目の公演も決まり、順調に始動した鶴亀家庭劇。一方で、岡安の一人娘の岡田みつえ(東野絢香)に縁談話が来て竹井千代(杉咲花)たちが大騒ぎとなった、2月15日(月)~19日(金)のNHK連続テレビ小説『おちょやん』を振り返ろう。

みつえと福助が晴れて結婚し福富で挙式

 ある日、お得様からみつえに縁談話が持ち込まれた。相手は家柄もよく、母の岡田シズ(篠原涼子)たちは喜ぶが、みつえは「考えさせてほしい」と答えを保留する。

 みつえは昔から天海一平(成田凌)を好きだと思い込むお茶子たちの話を聞いた千代は、一平に「みつえの気持ちに応えてあげて。無理なら、ちゃんと振ってあげて!」と直談判。

 福富楽器店にみつえを呼び出し、一平との話し合いの場を設けるが、実はみつえはライバル・福富の一人息子の富川福助(井上拓哉)と思い合っていたことが発覚する。みつえは縁談を断って福助と一緒になりたいというが、母親同士が許すかどうか。そんな話をしているうちに、千代は2人から力を貸してほしいと頼まれ、一平も巻き込んで恋のサポートをすることになった。

―――

 その頃、岡安ではシズが大爆発。旦那の岡田宗助(名倉潤)が、福富の旦那の富川福松(岡嶋秀昭)に新しい商売について相談していたことがバレたのだ。縁談を断ることも福助との結婚も言い出しにくくなる中、千代はある作戦を思いつく。

 そして、一平やお茶子たちの協力を得て、チンピラにからまれたみつえを福助が助けるという芝居をした。まんまとシズを騙せたかと思いきや、女中頭のかめ(楠見薫)のせいで芝居だったことがバレてしまい、シズは激怒。みつえに福助と別れて縁談を進めるよう迫ったが、みつえは「岡安を継ぐのも福助と一緒になるのもアカン。これ以上、うちの夢取り上げんといて!」と言って、出て行った。

―――

 そんな中、岡安に久しぶりの団体客の予約が入った。見送りの際に、福富の菊(いしのようこ)の紹介だったと知ったシズは、そのまま福富へ。「客を紹介するなんて、大きなお世話」と啖呵を切ると、菊も負けじと言い返して、2人はヒートアップ。みつえと福助の話にも飛び火して、2人の結婚は絶望的となった。

 岡安に戻り、千代がみつえを慰めていると、先代女将の岡田ハナ(宮田圭子)がやってきて、自分のせいで岡安と福富が仲違いしてしまったのだと懺悔した。そして、自分はみつえの味方だから幸せになってほしい、と励ました。

 みつえと福助は駆け落ちを決断。それを知った千代はみつえを引き止めるが、決心の固さになす術もなかった。

 翌日、岡安が大騒ぎになる中、シズは千代にみつえの子どもの頃の話をした。目に入れても痛くないほどかわいくて、ついわがままを聞いてしまったという話に、千代は何も言えなかった。

―――

 鶴亀家庭劇の2作目となった『マットン婆さん』は、女中として仕える家の女将が早くに亡くなったために3人の子どもを育てた、マットン(お松)の物語だ。成長した長男と長女はマットンを邪魔者扱いするが、次男はマットンが大好きで、父親と結婚させようと企てる。そんな中、長男と長女が詐欺に遭って大きな借金を抱えてしまった。そこで、マットンは今まで一生懸命貯めてきた大金を渡した。

 マットンの「本当の親じゃなくても、無茶を言われるたびに頼りにされていると思うとうれしかった」というセリフで、親の気持ちに気づいた千代。舞台が終わると神社に駆けつけて、みつえに「許してもらえるまで何回でも無理を言えばいい!」と説得している最中にシズが現れた。

 何事もなかったかのように、みつえを連れて家に戻ろうとするシズ。そこでみつえは、福助と結婚したいと泣きながら頼み、福助も一緒に土下座をして頼んだ。

 4人は福富楽器店へ向かい、シズが「みつえを福助の嫁にしてやってほしい」と申し込んだ。すると、福助が「菊に認めてもらえなくても、みつえと結婚する」と断言。それをきっかけにみつえと言い合いを始めると、菊が「よそさんの前で夫婦喧嘩はやったらアカン」と一喝。無事に結婚が認められ、2カ月後に福富で結婚式が行われた。

成長した弟・ヨシヲを演じるのは?

 今週の『おちょやん』では、幼い頃に別れてしまった千代の弟の竹井ヨシヲがついに登場する。いつも「姉やん、姉やん」と言いながら千代の後をついて回っていたヨシヲだが、竹井家を出て行方不明になっていた。

 そんなヨシヲの成長した役を務めるのは、モデルで俳優の倉悠貴(くら・ゆうき)。2018年に男性ファッション誌に掲載されたことをきっかけに芸能界入りした、次世代俳優だ。

 19年放送のテレビドラマ『トレース~科捜研の男~』(フジテレビ系)で俳優デビューを飾ると、順調に出演作品を増やしていき、20年には映画『夏、至るころ』の主役に大抜擢。21年公開予定の映画『衝動』でも主演を務めている。

『おちょやん』のヒロインのモデルである浪花千栄子にも弟がいた。浪花は千代と同じように、学校にも通わずに、早くに亡くなった母親の代わりとなって幼い弟の面倒を見ていたが、奉公に出されたことで弟と離ればなれとなっている。

 その後、浪花と弟が再会したのかどうかは明確になっていないが、後に浪花が弟の娘を養子に迎え入れていることから、姉弟の間で何かしらの接点はあったのだと思われる。

 いったい、ヨシヲはどんな青年に成長しているのか? また、ヨシヲの登場で千代の人生がどう変わるのか? 乞うご期待。

(文=安倍川モチ子/フリーライター)