お笑いコンビ「キングコング」の西野亮廣が、所属する吉本興業を退所する可能性を示唆し、注目を集めている。
西野は27日、Twitterに「退社する可能性も含めて、吉本興業と慎重に話し合いを進めています。くれぐれも『トラブルが原因』とかじゃないっす!」と投稿したが、同日には自身のマネージャーとのLINEのやりとりなどをTwitter上で公開し、以下のようにマネージャーと吉本への批判を綴っている。
「映画館(えんとつ町のプペル)に一人でもお客さんを呼ぶ為に遅くまで走り回ってくださっている吉本興業外部のスタッフさん(田村さん)に対しての、吉本興業マネージャーの対応に、そこそこキレる西野氏 これが芸能事務所の現状です。そりゃ、辞めるタレントが続出するよね」
「連日走り回ってくださっている吉本興業外部のスタッフさんに対しての吉本興業の対応がナメ腐っていたので、会社ごとガン詰めしました。しっかりしろ!」
「辞めるタレントが続出する」というのは、昨年末に吉本を退所したオリエンタルラジオの中田敦彦と藤森慎吾のことを指していると思われるが、芸能事務所幹部はいう。
「これはルール違反ですよ。一般常識に照らし合わせても、モラルが欠如している。芸能事務所でなくても、一般企業でもそうだと思いますが、社内の人間とのやりとりを個人のSNSで公開するというのは、おだやかではありません。機密情報ではないのかもしれませんが、自身に付いているマネージャーへの批判を世間に向けてするなど、もってのほか。不満があって是正してほしいのであれば、本人なり会社の人間なりに直接伝えればいいだけの話。こんなことをしては、事務所とタレントの信頼関係が崩れてしまいます。退社というより、この行動は契約解除に値すると思いますよ。特に西野のようにSNS上で影響力が大きなタレントにこういうことをされては、事務所サイドとしては、たまったもんじゃありません」
西野といえば、2009年に絵本『Dr.インクの星空キネマ』で絵本作家デビューを果たし、10年には『グッド・コマーシャル』で小説家としてもデビュー。さらに自身が監督・脚本を手掛ける絵本『えんとつ町のプペル』(16年)は累計発行部数55万部(20年11月現在)を記録する大ベストセラーとなり、昨年12月に公開された『映画 えんとつ町のプペル』(西野は製作総指揮・原作・脚本)も観客動員100万人を突破するなど、いまや“芸人”という枠を超えてマルチな才能を発揮している。
そのため、西野自身もブログで「僕は、『この仕事は吉本とやった方がいいな』と思う仕事は吉本とやりますし、『いやいや、これは自社で完結させた方がいいな』と思う仕事は吉本を絡めずにやっています」と説明しているとおり、個人としての仕事も積極的に行っている様子がうかがえる。
「自身が主宰するオンラインサロン(「西野亮廣エンタメ研究所」)が、今の西野の活動基盤になっているようです。サロンの会費は月額980円で会員数は7万人以上、さらに出版物の印税や講演会のギャラなどを合わせると、年間の稼ぎが7億円にもなるとテレビ番組などでも明かされていますが、そこから実際に西野が個人としてどれだけの収入を得ているのかは、わかりません。最近ではビジネスパーソン、アーティストとしての面が注目を浴びて、ほうぼうからの講演依頼も多いみたいなので、並みの人気芸人以上の収入はあるのではないでしょうか。
ただ、彼が芸人として世間に認知されるようになり、さらに今の成功を築くまでには、吉本のバックアップも大きかったはず。今回のようにTwitterでマネージャーや会社を批判するような行為には疑問を感じます。退所の話し合いをしているということですが、少し吉本の影響力を甘く見ているような気がします」(テレビ局関係者)
いずれにしても、たとえ吉本を退所したとしても、西野の活動は安泰のようだ。
(文=編集部)