2020年は「お笑い第7世代」の年だった。しかし、栄枯盛衰のお笑い界。このまま軌道に乗る芸人もいれば、消える芸人もいる。そこで、実は今後が危うい第7世代芸人を挙げていこう。
どっちもポンコツ?宮下草薙の現状
まずは宮下草薙だ。ボケ担当の草薙航基の慌てる様が母性本能をくすぐるのか、ファンからは「かわいい」という声もあるが……。
「一時期、彼はトークスキルも身につけ、自分の“癇癪”をコントロールできるかと思ったのですが、今度は忙しすぎて制御不能状態に戻りつつあります。また、番組内で自宅のゴミ屋敷話をするたびに、嫌悪感を持つ視聴者が急増。要は、ゴミがたまりすぎてロフト部分に暮らしていて、下にゴミを投げつけ、さらにそこに害虫駆除剤を投げつけたり、消臭剤をまいたりしているというものです。いずれにしても、出川哲朗や狩野英孝とは違う“笑えないポンコツ”とも言えるキャラなのです。致命的なのは、自分自身に“笑ってもらいたい”という気質がないところです」(テレビ局関係者)
さらに、相方の宮下兼史鷹も“方向性”が定まらないという。
「今年初頭、宮下は『アメトーーク!』(テレビ朝日系)で草薙とのコンビ格差について『解散してピンでやりたい』などと発言し、波紋を呼びました。また、12月1日放送の『踊る!さんま御殿!!』(日本テレビ系)では、おもちゃメーカーからスカウトの話がきていることを明かし、さらに『ちゃんと断ってない』と語り、驚かせていました」(同)
地元の群馬では、中古のおもちゃ店でアルバイトをしていた宮下。店主も目をつけなかったベイブレードの在庫をきちんと売り場をつくって売ったところ、月に100万円売り上げたという逸話もあるほどだ。そんな宮下のおもちゃ愛と知識を見初めたメーカーから、声がかかったという。
「宮下草薙の“じゃないほう”芸人として注目され、草薙が目立てばいいということを語る宮下ですが、今や“じゃないほう芸人”といっても、コロコロチキチキペッパーズでいう西野創人、ハライチでいう岩井勇気のように、キャラクターが薄くても十分に才能があり、一定の活躍をしている芸人の方が多いのが実情です。
ただ、宮下の場合は引き立て役ではあるとは思いますが、“じゃないほう芸人”だけでなく、自分が思っているほど“たいしてできない芸人”の部類であることを自覚した方がいいのではないでしょうか。また、在籍する太田プロの養成所時代の成績がトップクラスだったことをたびたび明かしていますが、その片鱗が十分に見えていないのも残念なところです」(同)
宮下草薙は「第7世代」というくくりの中にあっては異質の存在だけに、すぐに消えるというわけではないだろう。しかし、ブームという“魔法”が消えたとき、「一体なぜ起用しているのか」と、制作側が思いとどまるときが来るかもしれない。
EXITは“令和のとんねるず”になるか?
12月で結成3年目を迎えたEXIT。今やテレビで見ない日はないが、その絶大な影響力からか、お笑い以外の仕事も次々とこなしている。
「3月には歌手デビューを果たしました。コラボしたのは、登録者数310万人を誇る人気YouTuberユニット『スカイピース』と、5人組ダンス&ボーカルグループの『Da-iCE』。それぞれの楽曲は、3月に発売されたEXIT初のCD『EXSID』に収められています」(芸能ライター)
アーティスト活動だけではない。ファッションの分野にも進出したEXITは、自身の新ブランド「EXIEEE(イグジー)」、ヘアスタイリングブランド「H.W.G.(ハウジー)」、さらにアパレルブランド「ANREALAGE(アンリアレイジ)」とコラボした期間限定ブランド「ANREALAGEXIT(アンリアレイグジット)」を立ち上げている。
「EXITは歌やファッションの他に、演技の仕事も徐々に増えています。お笑いにとどまらない活躍ぶりは、かつてのとんねるずを彷彿とさせます。彼らも、当時お笑い芸人には無縁だったスタイリストをつけ、ブランド服に身を包み、イメージ戦略を展開。彼らが着た服は飛ぶように売れたといいます。まさに、時代の波に乗っていたといえるでしょう」(同)
しかし、あまりにも“時代と寝すぎる”と、少し外れただけで「古い」と言われてしまう。まさに数年前のとんねるずがそうであったように、EXITもその危険性をはらんでいないわけではない。
さらに、EXITは多忙なあまり、お笑いへのモチベーション低下も心配される。
「兼近大樹は『M-1グランプリ』(テレビ朝日系)の準々決勝で敗退した後、YouTubeの『EXIT Charannel』の中で観客に対する不満をぶちまけ、「『M-1』って自称お笑いファン、お笑い通ぶったお笑いファンが集まってるじゃないですか』とバッサリ。さらに、『その人たちが“意地でも笑わない”みたいな顔してました』とディスっていました。兼近はこれまでも番組で『この仕事に飽きたら、いつ辞めてもいい』と公言しているように、すっぱり仕事を投げ打ってしまわないか、少し心配ではあります」(前出のテレビ局関係者)
3時のヒロインを上回る、ぼる塾の勢い
19年の『女芸人No.1決定戦 THE W』(日本テレビ系)で優勝し、一躍ブレイクを果たした3時のヒロイン。今もなお注目度は高いが、お笑い枠ということで考えると、ぼる塾(本来は4人組)の方が若干勢いがあるだろう。
「ツッコミ担当のあんりが、ブサイクキャラとして『ダウンタウンDX』(同)に出てはダウンタウンにイジられて爆笑を生んでいます。こうした容姿イジりが定着していくためには、ハリセンボン・近藤春菜の『角野卓造じゃねーよ』『ステラおばさんじゃねーよ』のようにさまざまなツッコミパターンがないと息切れしますが、いずれにしても、アジアン・隅田美保、尼神インター・誠子、ガンバレルーヤ・よしこといったブサイクで売ってきた女芸人の活躍が落ち着いた今、さらに飛躍していくでしょう。
ここで比べられるのが、同じトリオの3時です。最近は、かなでだけでなく、ゆめっちも“巨大化”しつつあり、ぼる塾と同じシルエットとなってしまいました。バラエティ番組のキャスティング会議で『どちらかを取れ』と言われたら、ぼる塾を取るでしょう」(同)
ただし、あんり以外の、きりやはるか、田辺智加も自分で笑いをつくり出せるタイプではないため、ぼる塾の今後は決して安泰というわけではない。いずれにしても、この3組の動向を見守りたい。
(文=編集部)