渡部建、年内復帰計画が白紙に、芸能界引退が不可避か…『ガキ使』出演カットの可能性も

 文字通り“物議を醸す”記者会見となった――。

“多目的トイレ不倫”騒動で活動自粛中のお笑いタレント・渡部建(アンジャッシュ)が3日、記者会見を行った。

 黒のスーツとネクタイといういで立ちで会見に挑んだ渡部は、約1時間40分にわたり、終始大粒の汗で顔を濡らし、今にも泣き出しそうな表情で謝罪の言葉を繰り返したが、「私の口からは言えない」という回答を連発したこともあり、「なんのための会見だったのか」と疑問の声も広がっている。

 その一方、「(私たちは)ガキの使いじゃないんだから」「何人と(不倫を)していた?」「報道後、多目的トイレは使用したか?」などと、渡部を“おちょくる”ような質問を頻発していた記者たちにも、“単なるイジメ”だとして批判の矛先が向いている。

 たとえば俳優の坂上忍は4日放送の『バイキングMORE』(フジテレビ系)内で、「ああいうかたちで渡部くんを嘲笑するやり方は、あってはならない」「使いどころを自力でつくるみたいなやり方は、ちょっと許せなくなっちゃった」「あなたたち、どんだけ偉い人なんだと映っちゃった」と報道陣を厳しく批判。

 お笑いタレントの加藤浩次も同日放送の『スッキリ』(日本テレビ系)内で、「渡部を小馬鹿にするような感じがあった。それ絶対ダメだと思う。そこってなんなんだよと。なんでマウンティングしちゃってるの? 気持ち悪くねえかって」と厳しい言葉で記者たちへの怒りを露わにした。

 そんな同情の声も寄せられている渡部だが、大みそかに放送される『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで! 絶対に笑ってはいけない大貧民 GoToラスベガス24時!』(日テレ系)へ出演するとも報じられており、今回の会見でもその件に関する質問が出ていたが、渡部は明言を避けた。さらに会見を受け、出演シーンがカットされる可能性も出ているとも一部では報じられているが、日本テレビ関係者はいう。

「渡部が出演する場面の収録はすでに終わっているが、予定どおり放送されるのか、その部分がカットされるのかは、まだ決まっていない模様。大掛かりな撮影となる『笑ってはいけない』の制作には、渡部がレギュラー出演していた『行列のできる法律相談所』の制作班も参加しており、渡部の出演は『行列』の上のほうのスタッフからオファーしたもの。

 渡部出演の情報が漏れ、世間からは予想以上の反応がわき上がり、制作陣も驚いている。もし渡部のシーンを放送すれば、スポンサー企業に視聴者からクレームが行く事態も想定され、それを恐れて営業部としては渡部の出演には反対。一方、制作サイドとしては、局側から出演オファーしておいて“やっぱり、なしで”というのは業界のルールに反するし、何より視聴率的にもお蔵入りは免れたい。ということで局内でも、まだ結論が出ていない。ただ、まだこの状況のなかでフライング気味で渡部にオファーをしてしまったスタッフに対しては、局内で“何をやってるんだ”という厳しい声が出ている」

松本人志がカギを握る?

 そこで最終的な決め手となる要因について、テレビ局関係者はいう。

「今週水曜、渡部が今週末放送される情報番組に出演するという報道が出て、その番組が『ワイドナショー』(フジテレビ系)ではないかという観測が広まったが、レギュラー出演する松本人志がTwitterで『あえて会見の前に…オレと渡部の共演は当分無いと思うよ~』と投稿し、この観測を打ち消した。

『ワイドナショー』で、松本まで話が上がる以前の段階で渡部を出演させようという動きはあったようだが、この松本のツイートで“なくなった”とみられる。松本は前々回の放送の『ワイドナショー』で、『絶対に笑ってはいけない』の収録に渡部が登場した際に“ネットで知ってたわ”と口にしたと明かしていたが、『絶対に笑ってはいけない』で渡部のシーンが使われるかどうかは、最終的には制作陣が松本の意向をどう忖度するかで決まるだろう。松本の“オレと渡部の共演は当分無い”というツイートもあるため、“松本が渡部との共演に否定的だ”とスタッフが考えれば、出演シーンをカットするかもしれない。

 もちろん、渡部の件に限らず、松本がスタッフサイドに“あのシーンをカットして”“カットしないで使って”などといちいち口を挟むことない。つまり、スタッフサイドが“松本の意向”をどう斟酌するかにかかっている。加えて、やはり局としてはスポンサーに抗議が寄せられる事態をもっとも恐れており、そこをどう判断するかだろう」

 渡部が出演するかどうかは、放送を待つほかないが、謝罪会見で復帰は遠のいたと語るのが、別のテレビ局関係者だ。

「会見への反響の大きさを見て、業界内では“とてもまだ復帰は無理”という空気になっている。渡部自身が会見で『年内いっぱい自粛をして、そして記者会見というかたちで復帰をできないかと思っていました』と語っているとおり、本人的にも年内復帰という青写真があったことは確かだが、会見を受け、『絶対に笑ってはいけない』も“今週末の情報番組”も出演は“なし”になる可能性が高くなり、年内復帰計画は白紙になったといえる。

 また、渡部のキャラもマイナスに働いている。もともと渡部は“上から目線”“性格が悪い”“毒舌”というキャラで笑いを取るタイプだけに、会見でひたすら低姿勢で弱り切った姿を見せてしまったのは、お笑いタレントとしてかなり痛手。局としても、どんなかたちで起用してよいのかわからない。そもそも不倫の内容がエグ過ぎるということもあり、会見に対しては“気持ち悪い”と嫌悪感を示す反応も多く、“復帰は難しい”“このまま引退は免れない”という空気が強い」

 果たして渡部は今、何を思うのだろうか。

【12月3日、渡部建の会見内容】

 渡部は冒頭、「不適切な場所での不貞行為、深く深くお詫び申し上げたいと思います」と謝罪。週刊誌の取材を受けた直後に不倫相手に連絡をしていた件について、

「隣に奥さん(=女優・佐々木希)がいるということを話して、僕のほうから“最後に会ったのは結婚前だったよね”ということを言って、口裏を合わせていただくように促してしまいました」

と明かした。

 また、妻である佐々木からは「今までの生き方が間違っていたのではないか」「これからの人生で、もう信頼を回復していくのではないか」と諭されたといい、離婚については「“離婚しません”ということではないというか……」と言葉を濁した。

 質問は、不倫相手に行為後に1万円を渡したという報道や、行為の場所として多目的トイレを使用していたという報道についてもおよび、渡部

「ひどいことをしてしまった」

「このことに関しては謝らないといけない」

「そういう皆さんに必要なトイレだと思います。ホントに……もう僕のもうどうしようもないところ」

と認めた。

 ちなみに不倫については、「何人としていた?」「(報じられた)あの人たち以外にもいた?」「結婚前から、ずっと複数の女性と関係があった?」などと厳しい質問も出たが、渡部は

「本当にもうバカなことをした」

「独身時代を含め、間違った生き方、過ごし方、女性に対する接し方をしてしまった」

などと明言を避けた。

 そして、会見の実施が不祥事発覚から半年が経過したこのタイミングになった点については、

「『(週刊)文春』でインタビュー受けて、収束するんじゃないかと甘く考えて、“会見しなくていいんじゃないか”というのがありました」

「『文春』のインタビューで終わりにしよう、って結論に至ったときに、やっぱりホッとしているというか」

と説明した。

 さらに、渡部が大みそかに放送される『絶対に笑ってはいけない』(日本テレビ系)への出演シーンをすでに収録済みであり、謝罪会見がその収録の後になったことについて、記者から「順番が逆なのでは?」との質問も。渡部は

「年内いっぱい自粛をして、そして記者会見というかたちで復帰をできないかと思っていました。勝手にこちらが、なんとなく年内だったらいいんじゃないかと」

と釈明。今後の仕事復帰については、

「やっぱりこういった仕事ですので、僕が“復帰します”と言っても、仕事がなければ復帰にならないわけで。なので復帰はまだ未定なんです」

「根拠なく、なんとなく(復帰は)年内くらいかなと思っていたので、世間の声を聞いて早く検討しないといけないと思った。これ(=会見)やったから復帰ということじゃなく、そういう思いはない」

と説明した。

 このほかにも、

「これからの何十年後かに、“この騒動があって、あなた、よかったんじゃないの”って言ってもらえるような人生を目指したいなと思っていますね」

と前向きな言葉を述べる場面もみられた。

(文=編集部)