JRA菊花賞(G1)サトノフラッグ「国枝マジック」で大変身!? デアリングタクトを脅かした「秘技」でコントレイルに下剋上か

 再び、猛特訓は成果を上げるだろうか。

 11月1日に行われる天皇賞・秋(G1)で史上初の芝G1・8勝を狙うアーモンドアイ。同馬を管理するのは東の名伯楽・国枝栄調教師だ。

 先週の秋華賞(G1)に送り込んだマジックキャッスルは10番人気ながら2着に好走。断然人気のデアリングタクトが優勝したにもかかわらず、3連単4万4110円という高配当を演出した立役者と呼べるだろう。

 そんな国枝厩舎は今週末に行われる菊花賞(G1)に2頭の刺客を送り込む。

 まず1頭目は4/6の抽選を突破した上がり馬のダノングロワール。2400m超のレースで3勝しており、長距離適性が感じられる注意が必要な1頭である。

 そして、もう1頭がサトノフラッグ(牡3歳、栗東・国枝栄厩舎)だ。

 3連勝で弥生賞(G2)を制したサトノフラッグ。皐月賞(G1)ではコントレイルに次ぐ2番人気の支持を集めるも、見せ場なく5着に敗れた。続く日本ダービー(G1)も11着と、精彩を欠く走りで春のクラシックを終えた。

 秋の始動戦となったセントライト記念(G2)は1番人気の支持を集める。中団からレースを進め、4コーナーで外を回して進出を開始。弥生記念を彷彿とさせる捲りにサトノフラッグの完全復活かに思われたが、逃げるバビットを捉えられず2着に敗れた。

 叩き2戦目で上積みが期待されるサトノフラッグだが、“国枝マジック”で更なる変わり身に期待できるかもしれない。

 21日、サトノフラッグは美浦ウッドコースで最終追い切りを3頭併せで行った。なんと併せた相手はG1・7勝を誇るアーモンドアイだ。追走するアーモンドアイに最後は1馬身の遅れをとったが、相手は天皇賞・秋を翌週に控える最強牝馬。決して悲観する内容ではないだろう。

 馬が仕上がっていたということで軽めの最終調整だったということもあり、国枝調教師は「見ていて一皮むけたように感じました。馬が自信をもって走っていて反応も良かったです」と好感触の様子だ。

「実は先週の秋華賞で好走したマジックキャッスルも、最終追い切りでアーモンドアイと併せています。デアリングタクトという強敵を迎え撃つにあたって、国枝厩舎が誇る最強馬でデモンストレーションを行った効果が本番で活きたのかもしれません。

打倒コントレイルを狙うサトノフラッグにとっても、いい最終調整となったのではないでしょうか」(競馬記者)

 マジックキャッスルに続いて、サトノフラッグも好走すれば、アーモンドアイ効果と呼ぶことができるだろう。

 果たして、菊花賞で国枝マジックは炸裂するだろうか。

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