甘デジより「さらに甘い」イメージ!? オールマイティー図柄が「祭りを呼び込むレジェンド」シリーズ!!

 俳優やタレントが結婚する際、相手の紹介として一般男性、あるいは女性と伝えることが多々あるが、実際には医者であったり社長であったり起業家であったりと、ニュースを受けてからどこが「一般」なんだという総攻撃を受けることがある。

「一般」のイメージは、一般的という言葉が示すように、ありふれている、当り前、普通といった意味であり、要するに庶民を指すものであるという認識であろう。一方で、「広く全体に共通して認められ行き渡ってることである」ことを意味する言葉なのにまったく一般ではない。

 翻って、パチンコ業界に跋扈する「一般電役」は全然一般ではないのでは? という疑問が頭に渦巻いた。そもそも一般電役の一般は何に対する一般なのであろうか。

 まあ答えは特別電動役物、つまりはアタッカーに対しての普通電動役物、要するに電チューってことなのだが、そんなつまらない正解を導き出したかったわけではなく、ほじくったら何か出てくるかなと思ったら何も出てこなかっただけなのである。正直、スマンかった。

 さて、そんな一般電役の機械は、今では一発台的大量獲得機か、大当り確率の高い甘デジのような2タイプの生存が確認される。

 とはいえ、前者のガッツリ出玉マシンが多種多様な機種をリリースし続けるのに対し、後者の遊びやすい一般電役はほぼイコール『ナナシー』という構図が出来上がっている悲しい実情がある。しかも、『ナナシー』じゃなければ『ドラゴン伝説』と、豊丸一社独占状態となっているのである。

 そこで、町男は一般電役独禁法に挑むべく『CRAわくわくカーニバル』を推したい。

 これも名機リメイクで甘デジ一般電役界にはリバイバル商法しかないのかと思ってしまうのだが、面白いものはしかたがない。伝統、文化とはそういった性質も内包しているのである。

 で、『わくわくカーニバル』は、大当り確率の違う2種類のタイプが存在するが、大当り確率1/77.7と1/55.9と非常に遊びやすい確率帯となっている。一般的な甘デジよりもう一段階甘いイメージとなる。

 しかし、一般電役なので確変や時短など気の利いた連チャンシステムは搭載していない。単純に「当り・ハズレ」だけを抽選する逆に男前な仕様となっているのである。ただ、大当り中も盤面右側に搭載されたスタート機能によって大当り抽選を行っており、それによる自力連チャンは存在する。

 この自力連チャンも一般電役の魅力のひとつで、大当りが通常より継続する「上乗せ」や大当りまるまる1回分を獲得できる「花まる大当り」など、デジパチにはない楽しみを味わうことができるのである。

 ここまでは「一般電役」の特性としての面白さを紐解いてきたが、本機ならではの大きな特徴が演出面でひとつある。それがオールマイティー図柄。ヨットを表した図柄はすべての図柄に対応するもので、つまり左出目にヨット図柄が停止すれば必ずリーチ発生となるのである。

 大当り終了後に移行する「あらっヨットモード」ではこのヨット図柄の出現率がアップ。リーチのチャンスが頻繁に訪れるモードとなるのである。特に、このモードに限り中図柄にヨット図柄が出現するパターンもあり、オールマイティー図柄によるテンパイということは……超激アツなのである。

 また、演出モードは2つからの選択式となっていて、初代カーニバルを彷彿させる「シンプルモード」と多彩な演出を堪能できる賑やかな「フェスティバルモード」のどちらか選べるので、初代を知る古参ファンでも歴の浅いライトユーザーでもエンジョイできるようになっているのである。

 まあ、ゆうても設置はかなり少なくなっているので、近くで打てる人はもとより、興味のある甘デジファンは思い出打ちするのも一興だろう。

(文=大森町男)