『バイキング』坂上忍とフジテレビ解説委員が生口論…木村太郎は「経済を優先」発言が物議

 7月20日に放送されたトークバラエティ番組『バイキング』(フジテレビ系)で、MCの坂上忍とフジテレビ上席解説委員の平井文夫氏が政府の「Go To トラベル キャンペーン」をめぐって議論する様子が物議を醸している。

 延期や中止の声も出る中で政府が同キャンペーンを7月22日から開始することについて、平井氏は「Go To トラベルは光明だと、一筋の」「(旅行業界からは)悲鳴じゃない声もある」と語り、以下のようなやり取りが続いた。

平井「みんなしてね、これはダメだあれはダメだって言うと、どんどんどんどん政治家は変えざるを得ない。なぜかっていうと、こういう感染症対策っていうのは国民が納得しないと進まないから。だから安倍さんはコロコロコロコロ変えてるわけです」

坂上「でも、平井さんよくそれおっしゃいますけど、ただ、これだって思ったら、国民になんて言われようが貫くことだってあるわけでしょ?」

平井「普通はあるんです。感染症だと、旅行に行ってほしいって国民が決めることだから、国民が納得しないと、みなさんがよしわかったって腹に落ちないと進まないんですよ。それで迷走してるんだけど、といって、やめると観光が死ぬ」

坂上「だから、両天(秤)なんでかけなかったの? って思ったんですよ。だって、こういうことって絶対予想できるじゃないですか」

平井「じゃあ、死ぬ観光をどうやって救うんですか? 旅行してもらうしかないじゃないですか」

坂上「だから、本当にもう収束してますよっていうときにGo To キャンペーンをやるのがベストっていうのはわかってたけど、いついつまでにベストになるなんて誰も予想がつかないわけだから、そのときの対策っていうのは取ってなかったんですかって、素朴な疑問」

平井「対策、でもそれ取りようがないですよね……」

 さらに議論は続き、坂上が「もう今のですっげぇ押しちゃったんですけど」と時間がないことを示唆し、番組は進行した。

 その後も、坂上が「平井さんは、この東京除外っていうのは納得はしてるんですか?」と問いかけると、平井氏は「してませんよ」と即答し、以下のようなやり取りが展開された。

平井「してませんけど、みんながそう言うならしょうがないかな」

坂上「なんで“みんな”なの?(笑)」

平井「だから、今年の夏休みはどこも行けないかな」

坂上「平井さん、最終的に“僕もどこにも行けない”ってなっちゃうから……」

平井「それは民主主義のこと言ってるんです。民主主義っていうのは移動は自由なんです。人に強制されないんです。坂上さんが僕の移動を強制できないんです」

坂上「しませんよ」

平井「だけど、今、日本は事実上、そういう同調圧力があるのが僕は一番気持ち悪い」

坂上「同調圧力っていうのは、僕はちょっと言い過ぎだと思うんですよ。逆に言ったら、平井さんの方が、その言い方をされちゃうと、何か言論封殺じゃないけど、そういう言い方するから何もできなくなっちゃってんだよっていう、まるで政府の一員の方のような意見に聞こえちゃって、逆に僕、恐怖感じちゃうんですよ」

平井「僕は自分で安全対策を取ってるから、旅行に行ってもいいんじゃないかなって思ってたわけですよ」

坂上「いや、行っていいじゃないですか」

平井「だけど、もはや行けないですよね……」

 その後、坂上は「そこらへんを妬んでるのかな……?」と不満げにつぶやき、議論は平行線をたどるままだった。

 生放送での口論寸前の状況に、視聴者からは「『バイキング』で坂上さんと違う意見を久しぶりに聞いた」「両論併記のスタイルでいいと思う」「平井さんは政権擁護に寄りすぎじゃない?」「政策変更を国民のせいにしているような言い方は違うと思う」などと賛否両論を呼んでいる。

『Mr.サンデー』木村太郎氏の発言が物議

 また、「Go To キャンペーン」については、7月19日放送の『Mr.サンデー』(フジテレビ系)でも取り上げており、ジャーナリストの木村太郎氏の発言が物議を醸している。

 同キャンペーンから東京都が除外されたことについて、キャスターの宮根誠司氏が「どうですか? 東京外し」と問いかけると、木村氏は以下のように持論を述べた。

「この今いろんなデータの中で、これから後で議論になると思うけど、死者の数が入っていないの。今日ゼロ、昨日もゼロ。Go To キャンペーンに対する反対って、政府がひるんだひとつの原因はね、これ『経済か命か』って言われたら、そりゃ『命です』って言わざるを得ないわけよ。ところがね、命がそんなに問題じゃないならね、やっぱり経済の時代なんで。僕はね、まだね経済優先すべきだと思う」

 この発言に対し、視聴者からは「命より経済が優先ってこと?」「経済活動を優先して感染が拡大したら、また事実上のロックダウンですよ」「死者が増えていないという前提で経済を動かすべき、という意味では」「確かに感染者数だけを見ていても何も始まらない」といった声が上がっており、波紋を呼んでいる。

 このような状況で始まる「Go To キャンペーン」は、果たして奏功するのだろうか。

(文=編集部)