パチンコには勝ち負けがあり、全てのお客様が満足できる結果を残していただけない事は多くあります。そういった方々の積み重なった「ストレス」は、いずれ「悪意」へと変わり…ホールに対して「嫌がらせ」をする人も中にはいるのです。
私がホール店員として働いていた頃にも、非常に多くの「嫌がらせ」を体験して参りました。今回はその中でも特に印象的だったものを三つご紹介いたします。
【トイレ以外の場所で故意に用を足す】
トイレでの嫌がらせは、以前のコラムでご紹介しましたが、実はトイレ以外の場所でも「強烈な嫌がらせ」がございました。
店舗周りの外点検をしていた時の話です。外に設置していた自動販売機の付近をゴミ拾いしていたのですが、そこには鼻をつまみたくなるほどの「アンモニア臭」が漂っておりました。
私は臭いがする場所を探し、自動販売機から漂っていることを突き止めたのです。明らかにおかしいと感じた私は監視カメラをチェックしたのですが、そこには店から退店して帰り際に自動販売機へ向かって「用を足す」お客様の姿が映されておりました。
おそらく負けてイライラしていたのでしょうが、自動販売機を利用する他の方にも迷惑がかかりますので絶対にやってはいけません。掃除するはめになった私も大変でしたし…。
【空き台にゴミや唾液を…】
ホールでの「嫌がらせ」は色々ありますが、代表的なものに「台の占領」や「掛け持ち」というものがあります。どちらも頻繁に起こるもので、ホールの悩みの種と言っても過言ではございません。
私のホール店員時代も、自分の両隣の空き台にゴミをおき、誰にも座らせないようにして遊技しているお客様がおりました。台清掃でそのゴミを回収して空き台として開放するのですが、スタッフの見えないところで再びゴミを置くのです。
置くゴミがなくなったら諦めるだろう。なんて考えていたのですが、今度はハンカチや携帯電話を置き出す始末。見かねた私は「遊技されるお客様のご迷惑となるのでお止め辞めいただけますか」とお願いしました。
すると、無言で私を睨んできましたが空き台を開放していただけたので、「理解のある人で良かった」と胸をなでおろしたのです。しかし、内心かなりイライラしていたようで、座っていた台に思いっきり唾液を吹きかけて店から出て行きました。
空き台を占拠することはもちろん、台を汚して他のお客様やホールに迷惑を掛けるのは言語道断です。絶対にやめましょう。
【あわや大火事に…悪質すぎる嫌がらせ】
今年の4月よりホール内の完全分煙が本格的に始まりましたが、私がホール店員だった頃は各台に灰皿が設置され喫煙可能な環境でした。「隣の人が煙たい」といったクレームなど、喫煙に関するトラブルは多々ありました。それだけではなく、喫煙に関する「嫌がらせ」もまれにございました。
その中には「一歩間違えれば大火事」となる悪質な嫌がらせがあったのです。
いくらホール内での喫煙が可能だったとはいえ、「歩きながらの喫煙」を禁止しているホールは多かったと思います。私がいたホールでも、すれ違うお客様に火種が接触する危険もあるので禁止していたのです。
ある日、私がいつものようにホールを巡回していると、とあるお客様が歩きながら喫煙をしておりました。しかも、床に灰を落とすという完全なマナー違反です。私はすかさず注意したのですが、相当イライラした様子で「うるせえなあ! 〇すぞてめえ!」と叫びながら、私の顔めがけて火のついている側をかざしてきたのです。
身の危険を感じた私は一旦その場から立ち去り、遠くから動向を伺っていたのですが…。
まさかの驚愕の行動に出ました。なんと、火を消さない状態で“ソレ”を可燃用のゴミ箱へ投げ捨てたのです。
常軌を逸した「とんでもない行動」に言葉を失いました。もはやこれは、放火と言っても過言ではありません。慌てた私は、急いでゴミ箱を水道のある場所に運んで消火しました。バタバタしている間に当の本人は店内からいなくなっておりましたが、「要注意人物」として映像がすべて記録された事は言うまでもありません。
〇〇〇
世の中から犯罪がなくならないように、ホールへの「嫌がらせ」も完全になくす事は難しいのかもしれません。ですが、パチンコユーザーひとりひとりが、他のお客様やホールに対して思いやる気持ちを抱いていれば「嫌がらせ」を減らすことはできます。
みなさまもマナーを守って楽しいパチンコライフをお過ごしください。
(文=ミリオン銀次)