JRA武豊ダービーパートナーはやはりあの馬!? 戸崎圭太の復帰で、一時の“贅沢な悩み”はいずこへ……。

 今年の武豊騎手にとって、3歳牡馬は選り取り見取りに思われていたが、日本ダービー(G1)を前に状況は一変してしまった……。

 年明け時点では、3戦3勝で京都2歳S(G3)を制したマイラプソディ(牡3歳、栗東・友道康夫厩舎)が武豊騎手のクラシックパートナー筆頭だった。しかし、同馬は年明け初戦の共同通信杯(G3)で4着に敗れてしまう。敗因がはっきりしない不可解な敗戦をしてしまい、皐月賞(G1)に不安を残す形になってしまった。

 その一方、武豊騎手と初コンビのサトノフラッグが弥生賞(G2)を快勝。さらに若葉S(L)をアドマイヤビルゴ、毎日杯(G3)をサトノインプレッサで勝利して、まさに武豊騎手にとって3歳牡馬は選び放題の状態だった。

 この中からマイラプソディとサトノフラッグの2頭が皐月賞に出走。武豊騎手は先約であるマイラプソディに騎乗したが、結果は13着の惨敗。武豊騎手は「道中はいい感じで走れました。ただ、4コーナーで手応えがなくなってしまいました」とコメントした。

 それでもダービーでは、皐月賞に出走しなかった2頭も控えているため、有力馬確保は安泰に思われた。だが、先週の京都新聞杯(G2)でアドマイヤビルゴが4着、NHKマイルC(G1)でサトノインプレッサが13着と揃って敗れてしまう。アドマイヤビルゴは賞金的に厳しいため、早々にダービーを断念。これにより一気に武豊騎手の日本ダービー制覇に「黄色信号」が点灯してしまったのだ。

 さらに追い打ちをかけたのが、戸崎圭太騎手の復帰とサトノインプレッサが坂井瑠星騎手とのコンビでダービー参戦を決定したことだろう。

「ついに戸崎騎手が23日から復帰することが決まりました。なんとかダービーに間に合わせることができたようですね。戸崎騎手は新馬戦でサトノフラッグとコンビを組みましたが、その後はケガで騎乗が叶いませんでした。皐月賞で手綱を取ったC.ルメール騎手はすでにワーケアでダービー参戦を表明しているため、サトノフラッグは戸崎騎手でダービー参戦する可能性が高そうですね。

 サトノインプレッサも坂井騎手とのコンビで参戦を表明しているため、武豊騎手の残る選択肢はマイラプソディだけになってしまいそうです。皐月賞の凡走を見るとダービーは難しそうですね……」(競馬記者)

 3月末時点では、4頭の有力3歳牡馬をお手馬にしていた武豊騎手。それが2か月も経たないうちに、するすると逃げて行ってしまったようだ。

 それでも武豊騎手は日本ダービーで最多の5勝を誇る名手。競馬の祭典には欠かせない存在に違いない。皐月賞惨敗のリベンジを果たしてほしいところだ。