昨年6月に発覚した闇営業問題以降、いまだ吉本興業との話し合いに進展が見えない「雨上がり決死隊」の宮迫博之。CM以外では地上波での本格復帰を果たせていないが、今年1月に開設したYouTubeチャンネル「宮迫ですッ!」をメインに、インターネット上で積極的な活動を展開している。
2月にはメンズ脱毛サロン「メンズクリア」のイメージキャラクターに起用され、ネットCMに出演。さらに今月4日には、出演する靴&ファッション通販サイト「ロコンド」のテレビCMが地上波でオンエアされた。
「テレビCMの仕事はギャランティーが高額なため、タレントであれば誰もが欲しい。その一方、起用されるタレントは企業や商品の顔となるため、知名度だけでなくクリーンなイメージが要求されるので、特に不特定多数の人が見る地上波放送のCM出演はハードルの高い。そんな仕事を闇営業問題の発覚からわずか1年ほどで獲得できたのは、宮迫本人がYouTubeで随時経過報告してきたのはもちろん、チャンネル開設時から宮迫のアドバイザー役を務めてきた人気ユーチューバーのヒカルの功績でもあるでしょう」(週刊誌記者)
そして今月8日、宮迫は串カツチェーン店「串カツ田中」のネーミングライツを2000万円で購入すると発表し、話題を呼んでいる。宮迫はYouTubeチャンネルで、以前から知り合いだったという「串カツ田中」の社長に会いに行き、新型コロナウイルス禍での経営難にぶつかっている飲食業の現状を取材したり、同社がコロナ禍への対策として限定販売している商品を紹介し、新たに準備しているという同社のクラウドファウンディングの計画に賛同。今回のネーミングライツは2000万円で1カ月間、全国の約270店舗やメニューの名前をつけられるというもの。悩んだ末「買います!」と「なにがしかを解約して、保険を解約して」と宣言に至り、店名を「串カツ宮迫」にすると発表した。チャンネルのコメント欄にも宮迫の決断を賞賛する声が相次いでいるが、テレビ局関係者はいう。
「2000万円で購入を約束した後、宮迫は社長に『(コロナ禍が)明けた暁にはCM出演お願いします』と言い、このタイミングで頼まれた社長は『もちろんです』と言わざるを得ません。宮迫の抜け目のなさというか、吉本の幹部を怒らせたまま地上波復帰できないなかで、これだけ広告の仕事がとれるのはさすがですが、やればやるほど吉本を敵に回しているように感じます。また、一応はこれまでお世話になってきた吉本との所属問題が棚上げ状態のままでテレビCMに出演するというのは、業界的には掟破りといえますし、ますます吉本の神経を逆撫でするでしょう。
今の大崎洋会長、岡本昭彦社長らが退陣しない限り、地上波への復帰は難しそうですが、多くの芸人が仕事がなくて窮地に追い込まれている今、一足先にYouTubeデビューした宮迫にとっては、今が大きなチャンスであることは間違いありません。その後を追うように吉本も人気ユーチューバーを数多く抱えるUUUMとも業務提携してユーチューバー業界に参入してきましたが、“吉本vs.宮迫”という構図がますます強まっているように感じます。
宮迫を応援するテレビ局のバラエティー番組関係者などからすれば、長い将来を見据えるとヘタに動かず吉本にはひたすら頭を下げて、当分静かにして幹部の怒りを収まるのを待ったほうが本格復帰は早いと感じていると思いますよ」
取り残される、さんまの思い
宮迫といえば、吉本への所属問題が棚上げになっているなかで、大御所芸人の明石家さんまの個人事務所の一時預かり状態となるなど、さんまから強いサポートを受けている。そのさんまは9日に放送されたラジオ番組『ヤングタウン土曜日』(MBSラジオ)で宮迫と相方の蛍原徹について言及。さんまは「ホトちゃんは、宮迫のYouTubeに出るかどうかですごい悩んでやせ細って」と明かす一方、宮迫からも連絡あったとして、「『大変なことになって』『せやねん、お前のことなんて1ミリも考えられない。すまん許してくれ』」と会話したと語った。
さらに宮迫から「皆さんもYouTube始められているみたいなんで」と言われ、さんまは「もし俺がどうしてもYouTubeに出たくなったら、お前のところに真っ先に出るから」と返答したというが、「俺がYouTube出たらあかんやろ。テレビで生きてきた人間。テレビを守ろうとしているからな。YouTube出たらあかんと思う」と本音を語った。
「これまでさんまは、テレビ各局の番組関係者らを招いて宮迫を囲むパーティーを主催したり、自身の舞台に出演させようとしたりと、宮迫の復帰への道筋をつくるために奔走してきた。そして、なんとか宮迫と吉本との関係を修復させようと努めてきました。
それだけに、勝手にユーチューバーとしての活動を始めたり、CMの仕事まで始めて吉本幹部の反感を買っている宮迫を、さんまが苦々しく思い、もう匙を投げつつあるという話も聞こえてきます。さんまの『お前のことなんて1ミリも考えられない』という言葉の意味は、そういうことなんでしょう。業界内では、“なぜ宮迫は吉本やさんまを敵に回すような行動ばかりしているか”という疑問を持つ関係者も多いようです。」(前出と別のテレビ局関係者)
宮迫の地上波番組復帰は、いつになるのだろうか。
(文=編集部)