お笑いコンビ「雨上がり決死隊」の宮迫博之が出演する靴&ファッション通販サイト「ロコンド」のテレビCMが4日、地上波で放送された。テレビ番組『YOUは何しに日本へ?』(テレビ東京系)内で流され、宮迫がユーチューバーとして仕事復帰するのに協力した、人気ユーチューバーのヒカルが登場して宮迫にCM出演をオファーするという内容。宮迫は得意の歌唱で、CMソングを高らかに歌い上げた。
宮迫といえば、スカルプD、アメリカンファミリー生命保険などのCMに出演していたが、昨年6月に発覚した闇営業問題で活動休止に追いやられていた。いまだに所属していた吉本興業との契約問題も宙に浮いたままだが、今年1月にヒカルの協力のもとでYouTubeチャンネルを開設し、そこでの出演を続けながら本格復帰のタイミングを模索していた。
「今回のCM出演にネット上では批判的の声もみられますが、業界的に驚きだったのは、反社がらみの不祥事発覚からわずか1年ほどで地上波のCMに出られたという“早さ”もそうですが、それ以上に、世間の反応としてほとんど話題になっていないという点です。タレントは話題性が命なので、それがたとえ批判であっても、なんらかの大きな反応が沸き起こるということは、それだけそのタレントが局にとって“数字が取れる=価値”があるということです。宮迫の“地上波復帰”に対する世間の反応の薄さをみる限り、タレントとしての需要のなさという致命的な問題が印象づけられました」
宮迫はすでに2月にメンズ脱毛サロン「メンズクリア」のイメージキャラクターに起用され、同社のネットCMに出演していたが、今回は地上波CMでの出演。ロコンドの田中裕輔社長は先月、宮迫のYouTubeチャンネルに出演し、CM起用の件について「まだ早いんじゃないか、宮迫さんでいいんじゃないかと悩んだけど、リスクもあるけど行ったれという感じ。炎上しないように」と話していた。テレビ局関係者はいう。
「“復帰が早すぎる”という批判もあるものの、今は新型コロナウイルスの問題で一色なので、宮迫の不祥事のことなんかみんな忘れていますし、芸能ニュース自体がそんなに大きく取り上げられないので、炎上を避けるにはタイミング的にはちょうど良かったんじゃないですか。宮迫にとってはこの上なくありがたいお仕事でしょうが、スポンサー企業にとってはどうなんでしょうね。
それに今回は放送枠がテレ東だったからできただけで、他の民放テレビ局は吉本が株主である限り無理でしょう。吉本との話し合いが決着してきちんと和解するまでは、どんなに必死に動いてもやはり芸人としての本格復帰は難しいでしょう」
吉本のYouTube本格参入
一方で、吉本に“宮迫潰し”の動きがみられると芸能記者はいう。
「吉本が宮迫個人の活動を直接的に阻むことはないでしょう。かつて元SMAPの稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾が『新しい地図』として独立して、地上波で活動の場がなくなりジャニーズ事務所では避けられてきたSNSに活動の場を見いだしてきました。そんな『新しい地図』の動きを追いかけるかのように、ジャニーズもネット上での活動を活発化させYouTubeチャンネルなどを開設したりしています。
闇営業問題で吉本にたてつき、本格復帰できなかった宮迫がなんとか活動を展開していたのがYouTubeだったのですが、先月には吉本がHIKAKINやはじめしゃちょーら多数の人気ユーチューバーをマネジメントするUUUMと資本業務提携しました。これによって、吉本が抱える膨大な数の芸人たちが全員、人気ユーチューバーのライバルとなったわけです。宮迫と組んでいるヒカルはUUUMに所属していませんが、ユーチューバーとしてささやかに活動してきた宮迫にとっては、吉本のYouTube本格参入は脅威に映っているでしょう」
宮迫の活動が注目される。
(文=編集部)