JRA川田将雅「“地雷”」ぶりに戦々恐々……猛抗議「騎乗停止」北村友一だけでなく、あの先輩騎手も

 先週の阪急杯(G3)の2、3着をめぐって、“イザコザ”あったと噂される川田将雅騎手と北村友一騎手。結果的に北村友騎手が騎乗停止となり、騎乗馬のダイアトニックが降着となったのだが、その裏には“被害者”川田騎手の毅然とした態度があったという。

 詳細は「3日の本サイト」をご確認いただきたいが、どうやら川田騎手はJRAの審議委に抗議し、北村友騎手にもこってりと説教したようだ。

 無論、騎手は一歩間違えれば命の危険性のある仕事。川田騎手にしても安全にレースを進めたいが故の行動に違いない。だが、「少々、敏感になり過ぎているのかもしれない」と記者が話す。

「先週は無観客の影響でレース中継に川田騎手らしき声が入ってしまい、関係者もその話題で持ちきりでした。ただ川田騎手は、実はその前週にも“ひと悶着”起こしているんですよね……」(競馬記者)

 記者がそう話すのは、先月23日の小倉での出来事だ。東京でフェブラリーS(G1)があったこの日、川田騎手は小倉大賞典(G3)でヴェロックスに騎乗するため、九州に足を運んでいた。

 しかし川田騎手にとって、この日最初の騎乗となった4Rでいきなり痛恨の不利……。最後の直線で先頭を走っていた柴田大知騎手のマイネルポインターが急に外側へ斜行してしまったために、多くの馬が“玉突き事故”のような巻き添えを食ったのだ。その最大の被害者が川田騎手だった。

「(レースを終えて)上がってくるなり、すごい剣幕だったようで……。柴田(大知)騎手は川田騎手より8つ上の先輩なんですが、お構いなしの猛抗議でした。決裁委を巻き込んで、かなりきつい言葉も飛んでいたようです」(同)

 結果的に、柴田大騎手には開催4日間の騎乗停止処分が下り、騎乗したマイネルポインターは1位入線したものの2着降着。繰り上がりで1着となったソツナサの丸田恭介騎手こそ、神妙な面持ちだったものの、川田騎手が今度はその丸田騎手を捕まえて“説教”が始まったという。

「どうやら、丸田騎手の不利を受けた後の対応に不満があったようで……。もっと毅然とした態度を取るべきという指導があったとか。

川田騎手としてはラフプレーをできる限り撲滅したい希望があるのかもしれませんが、周りの関係者は戦々恐々ですよ。川田騎手が不利を受けた対象になったことを『“地雷”を踏んだ』と揶揄する関係者もいるくらいですから……」(同)

 一方、そんな川田騎手を擁護する声もある。

「言い方が少々キツイかもしれませんが、言っていることは概ね正しいと思います。ここ最近、降着が目に付きますが、現状の降着ルールは一部で『やったもん勝ち』と囁かれるほど、基準が曖昧と言わざるを得ないケースが多いので。

有力馬に騎乗することの多い川田騎手からすれば、それだけ責任も伴いますし『まともに競馬させてほしい』と思うのも無理ないですよ。昨春は、特に悲惨でしたから……」(別の記者)

 この記者が話す通り、川田騎手には昨春G1で多くの有力馬に騎乗しながらも、度重なる不利を受けて結局、未勝利に終わってしまった苦い経験がある。安田記念(G1)を2番人気のダノンプレミアムで不利を受けて敗れた際は「期待してくれた多くの方々に、申し訳ない」と謝罪するシーンもあった。

「今の内に“予防線”を張っておきたいのかもしれません」(前出の記者)

 川田騎手にとっても昨年の雪辱を果たしたい春のG1シーズンは、もうすぐそこまで来ている。審議に対する毅然とした態度は、昨年と同じ轍を踏まない決意の表れなのかもしれない。