9日(日)に京都競馬場にて3歳クラシックへのステップレースとなる、きさらぎ賞(G3)が開催される。
ここ数年勝ち馬がクラシックで活躍していないが、2016年にはサトノダイヤモンドがここを勝って、春のクラシックを賑わせ、菊花賞(G1)を制している。また、その前年は牝馬のルージュバックがここを勝ってオークス(G1)で2着に入った。その他、過去にはトーセンラーやトーセンスターダムといったG1馬がここを勝利して、後の活躍につなげている。
今年は10頭が特別登録を済ませているが、まず注目したいのがアルジャンナ(牡3、栗東・池江泰寿厩舎)だろう。
9月の阪神でデビュー。新馬戦を快勝したあと、東京スポーツ杯2歳S(G3)に向かうが、コントレイルに及ばず2着に終わった。
父・ディープインパクト、母は米G1勝ちのあるコントコマンドで初仔となる。セレクトセールで約1億8000万円という高額で取引され、期待のかかっている1頭。
1週前追い切りも順調で、坂路で古馬2勝クラスと併せ、4F 52.4-12.3秒で1馬身先着している。
これに対抗する存在がサトノゴールド(牡3、栗東・須貝尚介厩舎)だ。
7月の函館でデビュー。2番手からの競馬で危なげなく勝ち上がると、札幌2歳S(G3)に駒を進めるが、前を捉えきれず2着に終わる。
デビュー戦は2番手から、札幌2歳Sでは最後方からの競馬で、どちらも上がり最速の脚を使って結果を残している。展開に左右されない自在性と高い能力は疑いようがないだろう。
2戦とも武豊騎手が騎乗していたが、今回はまだ鞍上が決まっていないのが気がかりではある。
その武豊騎手が選んだのはギベルティ(牡3、美浦・小島茂之厩舎)だ。
12月の中山でデビュー。2番手から徐々に進出し、先頭に立つとそのまま押し切る強い競馬で、後続に2馬身差をつける完勝だった。
新馬戦を勝ち上がっただけで、2戦目にここを選んできたわけだが、強い競馬を披露しただけに、重賞での好走も十分考えられるだろう。名手がこの馬を選んだのも、馬主の関係もあるかも知れないが、可能性を感じているからとも考えられる。
勝ち方で言うならグランレイ(牡3、栗東・池添学厩舎)も強かった。
10月の京都でデビュー。逃げる競馬で粘りきれず3着に終わるが、3週間後の未勝利戦では中団から抜けだし、後続を4馬身ちぎる圧勝を飾った。続いて、朝日杯FS(G1)に駒を進めるが、この時は最後方からの競馬。直線で上がり最速の脚で追い込むも届かず、サリオスの3着に終わる。
朝日杯は相手が悪かったとも言えるが、それでも0.6秒差まで詰めたのは評価できるだろう。相手関係が弱まるここなら、実力も通用するのではないか。
このほか、新馬戦で上がり33.1秒という切れ味を披露したストーンリッジ(牡3、栗東・藤原英昭厩舎)や、同コースで新馬戦を勝ち上がったトゥルーヴィル(牡3、栗東・斉藤崇史厩舎)もチェックしておきたい。
3歳クラシックへのステップレース。ここを勝ってクラシックへ好発進する馬は果たして?