大松のパチスロ「ハイエナ実戦」。今回は『パチスロ 北斗の拳 天昇』は本当に勝てるのか、実戦結果を元に検証していきたい。
本機の狙い目についてはかなり有名になってしまった。有利区間のリセット法則が規則的で、「激闘ボーナス2回」か「AT当選」でリセットである。
俗説では内部的に「有利区間1000ゲーム」を起点に次回のモードが抽選されていると言われており、前回が650ゲームで「激闘ボーナス」に当選していれば、次回は250ゲームまでの当選が濃厚となるようだ。前回が450ゲームならば次回も450ゲーム以内である。
実戦値でもおおよそ俗説通りの挙動になっているが、狙う際の注意点として「前回350ゲーム付近での当選」の場合は次回650ゲームが天井に選ばれる可能性もあることだ。
つまり、この「天井の短縮」は1000ゲームギリギリまで選択される可能性があることを頭に入れておきたい。
この狙い目は一般的に「奇数スルー狙い」と言われている。前回が450ゲーム以上での当選であれば0ゲームからでも狙い目である。
加えて、筆者の場合は「100ゲーム以上で且つ勝舞2つ以上」の台も狙うようにしている。勝舞とは激闘ボーナスを有利に進めるアイテムのようなものである。これは多ければ多いほど良い。
結果から言えばこの立ち回り52回の実戦で6000枚ほどのプラスになっている。実際のところは狙い目が有名なので良いところで台が空いていない、という状況が多い。
しかし、それでも土日祝日などは何度か座れたりするので30分に1回程度見に行く価値はまだ充分にある。
更に言うとプラスは6000枚だが、ATで「1000枚を超えたのが1度のみ」「2400枚経験無し」という状況である。
実戦結果では平均獲得が約696枚という大幅な下ブレに見舞われている。
枚数だけ見ると「平均1000枚」の触れ込みには遠く及ばず死屍累々といった感じであるが、それでも大幅なプラスになっている。
実は本機の特徴として「高設定ほどATの獲得が少ない」という特徴がある。正確にいえば「偶数設定はATレベル1が選ばれやすい」のだ。
恐らく結果を見ると「設定1をあまり触っていない」からこそ獲得枚数が低いのではないか、という仮説が立つ。
実際に「設定5期待大」のラオウ・カイオウ背景も何度か目撃しているし、高設定特有の「低小役レベル」でのAT当選も経験している。
いまでこそ空き台が目立ってしまっている本機だが、実は高設定のお宝台が眠っているなんてこともあるかもしれない。
(文=大松)