JRA日本ダービー【最終追い切り】大本命サートゥルナーリア「1強」満点回答!! 一発逆転へ「状態はすごくいい」アノG1・2着馬が不気味!?

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 26日の日本ダービー(G1)に向け、出走各馬が最終追い切りを行った。

 いよいよ、令和最初のダービー馬が決まろうとしている。各馬が虎視眈々と最終調整を行う中、「大本命」サートゥルナーリア(牡3歳、栗東・角居勝彦厩舎)が強烈な存在感を放った。

 栗東のCウッドで最終追い切りを行ったサートゥルナーリアは6ハロン83.0秒、ラスト11.7秒。スムーズなコーナリングから最後の直線に向くと、オープン馬の併せ馬タニノフランケルを一瞬で抜き去った。

 この動きには陣営も「先行した馬の後ろで冷静に我慢ができて、加速するときのスピードも速かった」と絶賛。「文句のつけようがない状態で、前回より心身ともいい」と無敗の二冠達成へ、完璧な仕上がりをアピールしている。

 静かな気配の中、極限の仕上がりを見せたのがヴェロックス(牡3歳、栗東・中内田充正厩舎)だ。

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 栗東のCウッドで行った先週の1週前追い切りで、6ハロン78.5秒の一番時計を叩き出したヴェロックス。この日は「輸送もあるので調整程度」(中内田調教師)。6ハロン82.9秒と先週ほどの時計ではないが、逆に言えばすでに万全の仕上がりになっているからこそ。「しまいの動きもしっかりしていた」と話すラスト11.5秒は、さすがのキレだった。

「上積みはあってもいいと思う」打倒サートゥルナーリアへ。陣営はあくまで強気の姿勢だ。

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 一方、「3強」の一角ダノンキングリー(牡3歳、美浦・萩原清厩舎)も好仕上がりを見せている。

 美浦のウッドで最終追い切りを行ったダノンキングリーは5ハロン69.6秒、ラスト12.9秒。終始馬なりで、時計的な派手さはないが「先週しっかりやっているので、手応えを見ながら道中のハミの取り方や折り合いの確認。気合も入っていました」と主戦の戸崎圭太騎手は納得の表情だった。

 課題の距離に関しては「ベストかと言うと疑問はあるが、そこは力でカバーしてくれると思う」と改めて相棒の力に期待。昨年はエポカドーロで2着だっただけに「簡単に勝てるレースではないが、勝ちたい」と"必勝"を誓っていた。

 ホープフルS(G1)でサートゥルナーリアの2着だったアドマイヤジャスタ(牡3歳、栗東・須貝尚介厩舎)も、M.デムーロ騎手との新コンビで巻き返しに燃えている。

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 栗東の坂路で最終追い切りを行ったアドマイヤジャスタは4ハロン51.7秒、ラスト12.6秒をマーク。見守った須貝尚介調教師は「状態はすごくいい」と太鼓判。前走の皐月賞では8着の完敗だったが「位置取りを考えれば、よく差を詰めてきた。東京コースで改めて」と意欲を燃やしていた。

 良血馬ランフォザローゼス(牡3歳、美浦・藤沢和雄厩舎)は、ここにきて本格化の気配を見せ始めている。

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 美浦のウッドで最終追い切りを行ったランフォザローゼスは5ハロン71.4秒、ラスト12.9秒。藤沢和雄厩舎らしい終始軽めの追い切りとなったが、師は「併せていい動き。使った上積みはあるし、前走以上に走れる」と上積みを強調。祖母にオークス(G1)を勝ったエアグルーヴがおり、近親にダービー馬ドゥラメンテ。良血開花の一発があるか。

 逃げ宣言をしているリオンリオン(牡3歳、栗東・松永幹夫厩舎)は、G1初参戦をダービーで迎える横山武史騎手との若さ溢れるコンビだ。

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 栗東のCウッドで最終追い切りを行ったリオンリオンは6ハロン82.9秒、ラスト12.1秒。まずまずの動きだったが、併せ馬で遅れるなど横山武騎手も「思った以上に渋かった」と苦笑い。自身の初G1は「小細工なしで、変にスローに落とすとか考えず」と馬の力を信じる騎乗を誓っていた。