パチスロ『ジャグラー』"最大の宿敵"が6号機へ本格参戦! 王者の「原点回帰」に高まる期待

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 パチスロは6号機からボーナスのみで出玉を増やす「ノーマルタイプ」は、最大払い出し枚数が300枚へと大幅に減少。そのため、現状リリースされている多くの6号機が「ATタイプ」という状況だ。

 そんななか、大手パチスロメーカー・ユニバーサルエンターテインメント(以下、ユニバーサル)に属するアクロスから『ドンちゃん2』がリリースされた。導入台数は少ないながらも、ホールの需要を意味する中古機価格は約54万円(5月21日現在)と、一定の支持を受けていることは間違いない。ホールの稼働状況も良好といった印象だ。

 だが、この『ドンちゃん2』以降、6号機ノーマルに関する新台情報は今のところ存在しない。かのノーマル界の王者『ジャグラー』シリーズで知られる北電子すらも、初6号機はATタイプ『マイフラワー30』をリリースするほどだ。

「正確にいえば、6号機のノーマルタイプは『ドンちゃん2』の他、京楽産業.さんから『ぱちスロ ゲッターロボ』がリリースされましたが、それでも2機種のみ。5号機の完全撤去以降、このままいくとノーマル市場は"枯渇状態"になることは明らかです。

ユーザーがそのスペックに慣れるか、もしくはボーナスの獲得枚数をカバーする"別の魅力"が必要でしょう。メーカーさんの"手腕"に期待ですね」(記者)

『マイフラワー30』のように、ノーマルタイプに極力近づけたゲーム性の機種は今後も市場に投入されそうだが、完全なる純ノーマルタイプの登場は果たしていつ頃になるのか。今後の動向から目が離せないが......。

 そんななか、『ジャグラー』にとって"最大のライバル"であるパイオニアに動きが?

 先日、同社初となる6号機 『SハイハイシオサイHY』が検定を通過したのだ。

「市場に多く導入されている『ハナハナ』シリーズではありませんでしたが、パイオニアさんの歴史を辿ると『シオサイ』の存在は同社の"起源"とも言うべき存在なんです。というのも、今ではお馴染みのハイビスカス告知を初搭載した機種が本シリーズ『シオサイ30』。つまり、『ハナハナ』の前身にあたる機種なのです。

それを、あえて6号機に採用したわけですが、やはり気になるのはスペックですよね。パイオニアさんといえば、リリースした機種のほとんどがノーマルタイプですから、本機もその可能性が高いです。地域によっては『ジャグラー』シリーズより多いシェアを誇る看板シリーズ機ですからね、その点も注目して続報に期待したいところです」(同)

 繰り返しになるが、現在の市場においてノーマルタイプの需要は決して高くはない。ただそれは、まだ5号機が現存しているからであり、いずれその需要は高まっていくことだろう。

 そもそも、『SハイハイシオサイHY』がどのようなスペックか不明だが、6号機市場を活性化させるという意味でも、ぜひノーマルタイプでの登場に期待したいところである。