家庭的雰囲気を大切に、一般的日常生活と変わらない生活の維持
老人ホームのパンフレットによくある言葉です。
家庭的とか一般的日常生活とかは、どんな状態でしょうか?
私の場合、朝起きて歯を磨き顔を洗い、着替えます。そして外出するなり、仕事するなりして、帰宅し、部屋着に着替えます。夕飯を食べ、風呂に入りパジャマに着替えてなます。
さて何回着替えたでしょう? 答えは3回、日常的に人は少なくとも2回以上は着替えます。ニートの人は別として。あと病気の人も別です。
今回のポイントはこの着替えるということです。
身体の不自由な方の着替えの支援には時間がかかる
一般的日常生活をおくる場合、ほとんどの人が2回以上着替えますが、老人ホームではどうでしょうか?
現在特養ホームの入所は介護度3以上が適当とされているため、より障害の重い方が特養ホームに集中する傾向があります。
自立心を大切に着替えの動作をお手伝いするのは時間と労力がいるのです。それを全ての方に行うということは、どのような作業になるのか?中には全てを自分で行える方もいます。でも大半の方が手助けが必要です。
家庭的、普通の日常の難しさ
着替えの手助けが一段落したら、今度は衣類の着替えた人数分の洗濯が必要になります。そして乾燥させて、たたんで、ご本人に間違いなくお返しする。この作業が老人ホームで1回の着替えにかかる動作です。
いくらパンフレットに家庭的とか、普通の日常を大切に、なんてあっても、こと着替えに関して言えば、普通の人が日に2回以上着替えるのに、老人ホームの利用者様は、1日1回着替えるのがやっとなのです。
私の管理していた老人ホームでは身体拘束ゼロの次に、1日1回全員着替えの実行に取り組みました。相当困難な壁でした。
ですから言えます。1日1回全員着替えることを実行している施設は相当気合の入っている施設だということが。
それ以外は、1週間に2回がせいぜいでしょう。それでも良心的な方です。入浴を1回拒否すると、1週間は同じ服のままの施設はざらだと思います。関係者ならどういうことかわかりますよね。
中級のチェックポイントは、ご利用者様の着ている服に注目です
見学の際チェックしてください。ご利用者様の様子を。顔がきれいで、ひげや鼻毛などが目立たない。足も手も爪がキチンと手入れされているのはもちろんです。そのうえで、着ている服に注目してください。清潔に洗濯したての服を着ているかどうか、これが家庭的で、普通の日常を本当に大切にするホームならできてるはずのことです。
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